みんなのレビュー

団員が投稿した書籍のレビューを最新順で表示しています。

レビューを投稿するには
まず以下のリンクにある検索フォームで書籍を検索してください。検索結果にある「レビューを書く」という緑のボタンを押せば入力欄が表示されます。このページに並んでいるレビューのようにすでにほかの団員がレビューを書いている場合は、書籍のページの右上にある「レビューを書く」を押しても投稿できます。
書籍の検索ページ

コースケさん
織田信長の家臣団―派閥と人間関係 (中公新書)

織田家家臣の人脈、地縁、縁戚関係を考察してる本です。また方面軍といわれる家臣がもつ内部の人脈構成も考察してて、誰が出世しやすかったとか、なぜなかなか表にでてこなかったとかも考察しています。大企業の派閥人脈を明らかにしている感じで面白いです。文体は硬いのでリラックスして読めるわけではないですが、これをテーマにして雑談したら面白そう。


こめつぶさん
日本の名城解剖図鑑

豊富なイラストを使って近世の城の魅力を解説する。城の変遷や天守の役割、築城の流れといった基礎知識を押さえ、天守が現存しない城跡から天守が復興された城址まで32城を紹介する。監修者・著者ともに建築史の専門家で、建物や装飾の特徴、使われた木材や技術といった「建築」という視点からの解説が多い。イラストは軽いタッチだが解説は詳細で、特に建物の中を透かして室内や骨組みを描くのはイラストならではの表現だ。城には天守以外に様々な魅力があることを教えてくれる入門書になっている。


こめつぶさん
戦国の城は民衆の危機を救った―関東王国の平和を求めた八王子城主北条氏照

戦国時代、地域を支配する領主(大名)は税を取る代わりに、民衆の暮らしや営みの安全を保障する存在だったという視点から、東京の八王子地域の城について考察した一冊。城内の神社や池、領民の避難場所、惣構など、城が担った公共的な役割を分析する中で、いかにして領主が領民の生活の保障に取り組んでいたかを繰り返し述べている。民衆に焦点を当てた戦国史研究に藤木久志氏のものが有るらしく、著者はこれに依拠して八王子周辺の城を当てはめているようだ。とても興味深い視点だが他の地域や城ではどうだったのだろうかと思う。


コースケさん
決算! 忠臣蔵 (新潮文庫)

映画観たいけど、行けないなぁと考えてたときにレビュー読んで、即買い。テンポ良くスラスラ読めました。タイトルどおりに資金周り視点から、忠臣蔵が成立するに至る話です。文献というかネタ元になった本も読みたくなりました。


こめつぶさん
滝山城戦国絵図―中世城郭のからくり

東京に残る後北条氏の城、滝山城の縄張りの緻密さを紹介する小冊子。『よみがえる滝山城』の姉妹編。著者によるカラー鳥瞰イラストと、築城者の意図を読みとく解説に、現地の写真も添えられている。イラストにはあえて構造物や攻城側・守城側の兵士を描きこんでいるので、より当時の様子を想像しやすい。一つの城の構造についてまとめられた本はなかなか無いのでありがたい。(2009年刊行)


こめつぶさん
よみがえる滝山城―戦国の風雲をかけぬけた天下の名城

中世城郭の研究家が、東京に残る後北条氏の城、滝山城の歴史と縄張りを紹介する小冊子。前半では、戦国時代に武蔵国の多摩地域で起こった武将たちの争いを時系列で紹介しながら、それに関わる城を紹介していく。後半は、古い甲州道沿いに築かれた「滝山三城」(根小屋城、高月城、滝山城)の縄張りと防御のシステムを、わかりやすい図で解説している。当時の城の様子を想像するのに良い本だと思う。(2007年刊行)


デュラけんさん
戦国24時 さいごの刻(とき)

戦国十二刻 始まりのとき に続く、木下昌輝先生の歴史人の亡くなる前の24時間を描いた小説です。
豊臣秀頼、伊達政宗の父伊達輝宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康、の亡くなる前をドラマチックに描かれております。スイスイ読めました。


コースケさん
花と火の帝 (下) (日経文芸文庫)

上巻につづき、「禁中並公家諸法度」の制定や「紫衣事件」などの江戸幕府の朝廷支配に対抗する後水尾天皇と「天皇の隠密」を描いています。。。が未完で終わってしまい、消化不良。超伝奇エンタメ歴史小説ですので、史実をなぞった小説を期待するかたには不向きです。


コースケさん
花と火の帝 (上) (日経文芸文庫)

後水尾天皇が京都弁でまくしたててます。江戸幕府の御所支配に対して抗おうとする朝廷と公家を中心にした伝奇小説です。著者の本はほぼ、網野史学がいうところの非農民層がベースになっているので、この本もそいった視点から読んでいくと、網野史学にも関心が湧いてくると思います。


コースケさん
死ぬことと見つけたり(下) (新潮文庫)

好悪はあるでしょうが、葉隠を原典にした「武士道」を描いているエンタメ小説です。ちなみに上下とも舞台は佐賀鍋島藩。著者が描きたい、好みとしている武士像がよくわかります。

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

司馬遼太郎の代表作であり、幕末の騒乱期、新撰組を描いた歴史小説です。
筆者は、元新聞記者であり、徹底的に調べてから書くスタイルなので、時代考証も信頼出来ると思います。
子供の頃から活字嫌いで、本を読むことが苦手であった私でさえも夢中にさせられました。
京都の通り名と地名、関西から北海道の由縁のある名所からお城まで、聞いたことのある場所、知っている場所も沢山出てきたので、どういう軌跡を辿っていったか容易に想像すること出来ます。
機会をみて巡りたいと思います。

対になる作品、「竜馬が行く」も同時期に書き上げたらしく、次に読もうと思います。

デュラけんさん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る