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黒まめさん
ナンバー2の日本史 (MdN新書)

ナンバー1になりたくてなれなかった人、あえてナンバー2を選んだ人、ナンバー1でありナンバー2でもある人…いろいろですが、何故かナンバー2の方が面白く感じてしまうのは私だけではないハズ。各時代の政治を廻していたのは多くはナンバー2だったことを考えれば、魅力ある人物が並ぶのは当然と言えば当然ですね。本当に大勢のナンバー2について書かれていて分厚いですが、本を読むのが若い頃に比べて格段に遅くなってきた私でもサクッと読めました。中でも朝倉宗滴(←スミマセン全く知りませんでした…)、とても興味深く読みました。


こうのさん
ナンバー2の日本史 (MdN新書)

古代から江戸時代まで、その時代ごとのナンバー2を紹介する一冊。分厚いが、テンポ良く書かれているので、毎日少しずつ読み進めていくのにちょうどいい。本書を読んだ人たちと「はたしてこの人はナンバー2だったのか」とか「いや、この人こそ真のナンバー2」といった雑談をしてみたい。


黒まめさん
大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

攻城団ラジオで「すごく面白い」という話が出たので、近くの図書館で借りて来ました。SF大賞を取るほど考えられないような設定なのに「本当の歴史はこうだったのかも…」と思うほど辻褄があっていて、それぞれのエピソードも納得のいくものでした。男女が逆転していることとそうなった設定をうまく生かして物語を進めているのですが、作者は歴史をとても勉強したんだなと思いました。「忠臣蔵」の顛末も男女の違いがうまく散りばめられていて、「なるほど、そうくるか」と思いました。今回、5巻まで読みましたが、続きも読みたいですね。


まーちゃんさん
アイヌ民族の歴史

アイヌ民族についてこれまで「シャクシャインの戦い」「地図で見るアイヌの歴史」を読んできましたが、もっと知りたいと思いこの著書を手に取りました。この著書にはアイヌと認識される前の北海道に付いても記載があり、北海道式古墳というものがあることを北海道に22年間住んでいたにもかかわらず初めて知りました。現在の歴史の教科書にも記載のあるシャクシャインの戦いに対して弘前藩も出兵をしており、アイヌ勢と直接戦うことはなかったが、その当時弘前藩内には津軽アイヌの方々が生活しており、彼らは出兵の手助けをしたり、更に兵として参加していたという記録があるそうです。明治以降は日本とロシアとの政治的駆け引きに翻弄されるアイヌ民族を目の当たりにすると共に、この日本も決して単一民族国家では無いことを再認識させられる一冊でした。


しぇるふぁさん
よくわかる日本の城 日本城郭検定公式参考書

城郭検定受検のために購入しました。
モノが分厚い参考書なので、第一印象は結構ギッシリ書いてあって三日坊主になりそうだなぁ…と危惧しましたが、ちゃんと文字だけでなく図を使った説明や写真が載っていたので、私のような初めて城郭検定挑戦する人でもさくさく読めて勉強できるかなと思いました。
まだ全部目を通せてませんが、この参考書を使って勉強していきたいと思います。


黒まめさん
眠れないほどおもしろい吾妻鏡: 北条氏が脚色した鎌倉幕府の「公式レポート」 (王様文庫 D 59-8)

鎌倉時代をおさらいしたくて手に取った本です。愚管抄を著した天台座主慈円が現代口調で語る鎌倉正史なのですが、そこは、慈円が語るのですから、北条中心の吾妻鏡の「変だなポイント」をちゃんとついています。そして4コママンガがついていたり、とてもわかり易く読み進められます。この本を読んだからというわけではないですが、鎌倉時代をおさらいして感じたのは、現代と当時の人のものの感じ方の違いです。どちらがいいとかじゃなくて、物事への優先順位の付け方が全く違うのです。うまく説明できないのですが…。みなさんはどう思われますか?


デュラけんさん
戦国の村を行く (朝日新書)

城主のいない独自の山城を持ち、いざ戦となれば、避難所としての役割を果たす。自衛の武装をし、外敵から自分たちの村をまもり、領主とも交渉し渡り合うなど、中世における村の人たちが どのようにして乱世を生き抜いてきたか、多くの資料を読み解いて解説されております。
同時代を描かれた児童文学”ゆき”が時代考証を元に描かれたものである再度認識できました。
後半は著者の出身地である鎌倉の村のことが詳しく書かれてます。


山鳩さん
ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城

2022年3月に増刷と聞き予約して購入。帯に「在りし日の城の姿!」とある。初版同様、100城全126点。精密な鳥瞰・復元イラストには構造としての城だけでなく、人々の営みも書き込まれているものも多くて気に入ってます。人々が関わってこその城だと思うので。
石垣山城は天守台建設中で人々が土木工事をしてるし、杉山城では堀に渡された木橋を人が通ってます。亀居城に舟入があったことはこの本で知りました。伏見城のページには在りし日の巨椋池が広がっています。城が躍動していた頃の姿を眺めてうっとりするのはロマンと言うのかな。出版社はワン・パブリッシング。


まーちゃんさん
北条氏の時代 (文春新書 1337)

先般、「千田先生と行く!日本最強で不滅の城ライブ」のゲストで出演されていた本郷先生の気さくさな振る舞いに惹かれ、勉強会の予習も兼ねて今回この著書を手に取りました。本書は生まれながらにしてトップの座を約束されていたわけではない北条義時、泰時、時頼が、なぜ御家人のリーダーとして認められていったのか、一方、生まれながらにしてリーダーとして認められていた時宗、貞時、高時から御家人がなぜ離れていったかを本郷先生の視点で解りやすく書かれています。本書を読んで前者は多くの御家人とともに生き、その声を聞き、かつ代弁してくれる存在であったが、後者は最初から御家人たちの上に立っていたが為に、御家人の声が耳に入ってこなかったことが離れていく要因に繋がっていると感じたので、人の話を聞く力の大切さを再認識した次第です。なお、代表的なエピソードとしては承久の乱での北条政子の大演説について、「承久記」では確かに北条政子が自ら演説したと記載されているが、「吾妻鏡」によると政子は自分では話はしておらず、安達景盛が代読したと記載されており、現在放送されている大河ドラマ「鎌倉殿の13人」ではどのように描かれるのか注目したい。


幸丸さん
城塞都市鎌倉 (歴史新書)

本書のタイトルの上に「地形と歴史から探る」とあります。古代から江戸時代までの鎌倉の地形の変化と歴史が書かれています。ただ、大部分は源義朝が居所を構えた時期から北条泰時の時代までの都市開発、防御態勢整備の詳細になっています。
特に湿地帯であった鎌倉のグランドデザインを定めた頼朝に力点が置かれています。中央北に鶴岡八幡宮を置き、水が溜まりやすいところを、あえて掘り下げて源平池にし、南北に直線状の排水路を作る事で急速排水と平地の乾燥化をなしたという話は驚きです。さらに、ただの排水路ではなく、その脇に若宮大路をつくり都市の形を示した事を重要視しています。
もちろん、七口の切通しや、いざ鎌倉への街道整備についても、古代からの道も併せて解説されています。

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ワイド&パノラマ 鳥瞰・復元イラスト 日本の城

2022年3月に増刷と聞き予約して購入。帯に「在りし日の城の姿!」とある。初版同様、100城全126点。精密な鳥瞰・復元イラストには構造としての城だけでなく、人々の営みも書き込まれているものも多くて気に入ってます。人々が関わってこその城だと思うので。
石垣山城は天守台建設中で人々が土木工事をしてるし、杉山城では堀に渡された木橋を人が通ってます。亀居城に舟入があったことはこの本で知りました。伏見城のページには在りし日の巨椋池が広がっています。城が躍動していた頃の姿を眺めてうっとりするのはロマンと言うのかな。出版社はワン・パブリッシング。

山鳩さん)

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