鎌倉時代を勉強していると「吾妻鏡」という本の名前をよく耳にするので、今回著書名がいかにも難しくないと思われた「吾妻鏡」の本を手に取りました。
内容的には、筆者が「愚管抄」を書いた慈円になり、治承4年(1180)の以仁王の令旨から文永3年(1266)までの北条びいきで書かれている「吾妻鏡」をベースに慈円「愚管抄」、九条兼実「玉葉」の内容も加味して、読みやすい文書で書かれていますので、楽に読むことが出来、この時代の歴史を簡単に知るには最適な一冊かもしれません。著書名の通り、眠れないほどおもしろいです。
鎌倉時代をおさらいしたくて手に取った本です。愚管抄を著した天台座主慈円が現代口調で語る鎌倉正史なのですが、そこは、慈円が語るのですから、北条中心の吾妻鏡の「変だなポイント」をちゃんとついています。そして4コママンガがついていたり、とてもわかり易く読み進められます。この本を読んだからというわけではないですが、鎌倉時代をおさらいして感じたのは、現代と当時の人のものの感じ方の違いです。どちらがいいとかじゃなくて、物事への優先順位の付け方が全く違うのです。うまく説明できないのですが…。みなさんはどう思われますか?
タイトル | 眠れないほどおもしろい吾妻鏡: 北条氏が脚色した鎌倉幕府の「公式レポート」 (王様文庫 D 59-8) |
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著者 | 板野 博行 |
出版社 | 三笠書房 |
発売日 | 2021-11-29 |
ISBN |
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価格 | 858円 |
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