城塞都市鎌倉 (歴史新書) 新書


幸丸さん

本書のタイトルの上に「地形と歴史から探る」とあります。古代から江戸時代までの鎌倉の地形の変化と歴史が書かれています。ただ、大部分は源義朝が居所を構えた時期から北条泰時の時代までの都市開発、防御態勢整備の詳細になっています。
特に湿地帯であった鎌倉のグランドデザインを定めた頼朝に力点が置かれています。中央北に鶴岡八幡宮を置き、水が溜まりやすいところを、あえて掘り下げて源平池にし、南北に直線状の排水路を作る事で急速排水と平地の乾燥化をなしたという話は驚きです。さらに、ただの排水路ではなく、その脇に若宮大路をつくり都市の形を示した事を重要視しています。
もちろん、七口の切通しや、いざ鎌倉への街道整備についても、古代からの道も併せて解説されています。

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書籍の情報

タイトル 城塞都市鎌倉 (歴史新書)
著者 北条氏研究会
出版社 洋泉社
発売日 2018-02-02
ISBN
  • ISBN-10 4800314194
  • ISBN-13 9784800314192
価格 343円

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天下 家康伝 上 (文春文庫)

徳川家康の生涯を描いた小説です。
大阪の陣が終わり江戸から駿府に向かう途中、泉頭の地で過去を回想する場面から始まります。一向一揆との戦い、三方ヶ原での敗北、嫡男信康の自刃、伊賀越えの窮地、小牧・長久手での辛酸、多くの出来事が家康の心情とともに描かれます。「家康の考える天下とは何か」が物語の主軸となっており、家康の生き様を感じることができました。
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伝もものふ山田(ヤマー)さん)

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