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た〜坊さん
三好一族と阿波の城館 (図説 日本の城郭シリーズ)

三好一族に関連のある徳島県の68の城館と畿内の6の城館について解説や地図、縄張図などが書かれてあります。
徳島県の城館について書かれた書籍として、貴重な物と思います。
これらの城跡のうちいくつかはデータベースにも登録されていますので、その城館に行く際には読んでおきたい書籍です。


た〜坊さん
近江の山城ベスト50を歩く

近江の山城のベスト50と平城ベスト11について解説や縄張図、アクセスについて書いてあります。
滋賀県のこれらの城跡巡りの際にはリュックに入れておきたいものです。


まーちゃんさん
ドタバタ関ヶ原

長谷川ヨシテルさんが書かれた本は今回で4冊目となります。これまで読ませてもらった本と同様、筆者の独特な視線で解りやすく書かれており、最後まで楽しく読ませて頂きました。普通の歴史書に掲載されている史料がなかなか理解するのが難しいですが、この本ではヨシテルさん風に口語で訳され、所々にユーモアがちりばめられていて非常に解りやすかったです。関ヶ原の戦いと並行して、全国各地で東軍と西軍に分かれて戦われており、天下分け目の戦いとよく言ったものだなと感じました。また、関ヶ原の戦いが歴史を遡ると2回もあった事を知り、関ヶ原が昔から重要な地域であると感じました。来年の大河ドラマ「どうする家康」の予習に丁度よかったです。ストーリー的には来年終盤での放送だと思いますが、その時読み返してみたくなる一冊です。


紅娘王(仮)さん
超約版 家康名語録

サイン本の企画で当選して、楽しく読ませてもらっています。家康の環境が段々と変化していくに連れて名言としてもより変化が感じられ、今まで知らなかった事がたくさんありました!
何より現代においての名言の活用内容なども書かれており、ただの歴史本と言うだけではない本でした


しぇるふぁさん
完全保存版 日本の城1055 都道府県別 城データ&地図完全網羅!

書店の歴史コーナーの新刊書でたまたま見かけて試し読みしたら、内容が凄すぎで思わず購入。
発行日を見ると今年11月に発行されたばかりの新しい城郭参考書で、日本全国の1055基の城郭を網羅して解説している一冊です。掲載城も日本100名城・続日本100名城クラスの有名な城から、市史跡指定城郭や全く指定を受けてない超マイナーな城、中にはお城だけでなくチャシや山口藩庁などの幕末に建てられた城館・陣屋・屋敷まで、いろんな城郭が紹介されていました。
各城郭の解説は、日本100名城や現存天守城では特集ページが組まれていてかなり濃く解説されています。そのほかの城も、築城年、築城主、特徴、所在地、交通アクセスを最低限として掲載しており、今まで知らなかったマイナーな城郭を新たに知ることができました。この中には攻城団未登録城が何基かあり、城郭DB構築プロジェクトに登録申請する上で、決定的な書籍資料として使えるのでオススメしたいです。
ページが448ページあるので少し幅を取る本ですが、持ち歩き用の資料としても使えるかなと思います。


つば九郎さん
ドタバタ関ヶ原

 毎回、一捻り加減がクセになる、れきしクンこと長谷川ヨシテルさんの著作、第4弾のドタバタ関ヶ原です。ここまで、ポンコツ武将列伝、ヘッポコ征夷大将軍、ヘンテコ城めぐりときて、今回がドタバタで関ヶ原です。 
 日本の歴史史上、最大の合戦が言うまでもなく関ヶ原の戦いです。この関ヶ原に、主役として参加した人、脇役として参加した人、主役だったはずの人、地方で参加した人、関ヶ原に居たのに傍観した人、なぜか参加していない人、活躍した人、そして活躍できなかった人、それぞれの関ヶ原です。
 長谷川さんが、実は大の石田三成ファンということで、三成はもちろんのこと西軍武将への愛が今回は、あふれています。また関ヶ原にいなかった場外乱闘組の加藤清正や伊達政宗にも、しっかり目配りがなされております。そして何より、勝者の東軍なのにやらかしちゃた筆頭の、間に合わなかった徳川秀忠にこそ深い愛情が感じられます。いつもの優しさですね。
 これまでの3作品に登場している話とリンクする部分も増えてきて、歴史の重層する面白さを感じます。また何年か前に映画になった関ヶ原を見た時にも思ったんですが、もう一度、司馬さんの関ヶ原をちゃんと読み直さないとなと思っております。戦国4部作、家のどこかにはあるはずなので。広い家でもないのに。


まーちゃんさん
超約版 家康名語録

販売開始後、即購入。第一印象は非常に読みやすい。内容が頭にスーと入ってくる感じ。徳川家康が直接言ったかどうかはさておいて、260年近く泰平の世の礎を築いた家康の偉大さがひしひしと感じられる逸話揃いです。各逸話の最後に書かれたコメントが現代に置き換えて述べられているので、より理解を深めることが出来ます。来年から始まる大河ドラマ「どうする家康」が待ち遠しいです。


つば九郎さん
大奥 第14巻 (ヤングアニマルコミックス)

 大奥、最終巻となる第19巻まで読了いたしました。やはり、大奥の話となると天璋院篤姫こそが、どうしても欠かせない存在なんでしょうね、俄然、後半怒涛の展開で物語が面白くなってまいりました。ここでは、もちろん篤姫、男性ですけど。そして、物語の最後のピースは、どうやら和宮に託されたようです。これから、この漫画を読まれる方々も大勢いらっしゃると思いますので、詳細は避けますが、最後の方、今までの伏線が効いてきて、なかなか泣けます。
 男女が入れ替わる話だと、君の名はとか、歴史改変話だと戦国自衛隊とかが思い浮かび、パラレルワールド的な話を勝手に思っていたんですが、なるほどそう来ましたかという感じです。落とし所は、どうするんだろうと、ずっと考えながら読んでたんですが、こっちが正史なんですね、納得の展開でした。いや、間違いなく面白かったです、変な話、徳川史の勉強にもなります。
 さて、自分の人生も、もう折り返し点も過ぎていて、死ぬまでにやりたいことリストがいくつかあります。自己完結の方の筆頭は、もちろん正続100名城攻城なんですが。一方、他人任せの方は、我が母校の箱根駅伝優勝とか色々あるなかで、日本での女性首相の誕生を見てみたいんですよね。いつの日になることやら、疫病が流行って男性が減ってしまってではなくお願いします。


つば九郎さん
大奥 第9巻 (ジェッツコミックス)

 攻城団で話題に挙がる事が多かった漫画、大奥の10巻まで読み進んでまいりました。ちょうど半分ぐらいまで進んできております。
 大奥というと、かつてのポルノチックな内容になりがちな(あれーお殿様ーで帯でクルクル回すみたいなやつ)映画時代まで時代が遡ってしまうぐらい知識なく読んでおります。いつの時代で、何を見てたんだか。
 男女が入れ替わることぐらいと、ドラマ化や映画化がされていることぐらいは知っておりましたが、映画化されるぐらいだから主人公がはっきりした話だと勝手に思っていて、こんなに徳川家何代にもわたる、凄い話だとは全く思ってもおりませんでした。
 男女が入れ替わるのも、全員すっかり入れ替わるんだと思っていたので、疫病で男性の数だけが少なくなり、役割が変わっていったというのは発想からして面白かったです。
 今は世の中、勿論まだまだ問題は当然ありはしますが、ようやく男女平等が進んできて比較的良い時代になってきたのではないかなとは思います。我が家では、とうの昔から女性陣の方が、強くて偉いですが。
 また、10巻までくると、病との戦いが本格化してきて、少し光明が見えてきたでしょうか。災害や病との戦いは、まさに今現在にも繋がる話なので面白いですね。 
 また、この作品は昨年の日本SF大賞の受賞作だと知りました。この賞は過去にも漫画(童夢)や映画作品(なんとガメラ2)が受賞したり、自分の好きなミステリ系の作家も受賞されているので、後半期待値を上げて読んでいきたいと思います。


つば九郎さん
ヘッポコ征夷大将軍

 レキシくんこと長谷川ヨシテルさんの2冊目の著書となり、武将列伝に続き、今回は征夷大将軍編です。征夷大将軍というよりは、鎌倉、室町、江戸の三幕府で征夷大将軍を務めた39人の頂点に君臨したはずの将軍たちのエピソード集となります。
 征夷大将軍などという、勇ましい官職ですが、勿論この時代の方々は、名誉職で実際に蝦夷に戦いを挑むことはなく、そこは頼朝以来の単なる慣例のようです。
 さて、タイトルではヘッポコと称されておりますが、将軍のヘッポコさよりも、世継ぎが出来なかったことから起こる一族の跡目争いの騒動や将軍よりも実権を持つ幕府内の真の実力者との権力闘争の話が中心となっております。征夷大将軍という勇ましい称号を持つ将軍という国の最高権力者のはずなのにという話が、いつの時代も繰り返され、考えてみれば今だって政治家や企業でも同じことが起こり続けているようのものです。歴史とは、台頭と失脚、反乱に謀叛の繰り返しなんでしょうね。
 これらの時代は、皆同じ名字の似たような名前の人物がやたら次々に登場し、同盟と裏切りを繰り返し、似た年号の乱や変が起こり、その都度、まとめの項目があるのがありがたい限りです。それでも、到底覚えられないですが。歴史好きで理解しきれている方は自分には尊敬しかないです。
 今作も、長谷川さんは、よりヘッポコな将軍ほど多いページ数を割き、愛情と優しさで接してくれており、今回もその一貫した姿勢とお人柄と歴史愛が強く感じられる素敵な一冊となっております。

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今日のレビュー

虚けの舞 (講談社文庫)

豊臣秀吉の知力権力に翻弄された織田信雄と北条氏規が主人公。死ぬか生きるかの時代に、紆余曲折の数奇な運命をたどった二人が肥前名護屋城で御伽集として再会します。運はいいが才能がない信雄と、才能はあるのにうまくいかなかった氏規。韮山城で対峙したこともある二人の思い出話はつら過ぎて笑えませんが慰めあう中でひとつの答えが出ます。勝ち組とは何ぞや?豊臣家と対比して考えると面白いです。

弥一左衛門さん)

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