来年の大河ドラマ「どうする家康」に関連した本が多数出版されていますが、桶狭間から関ヶ原、大阪の陣までの10の家康の選択を副題に引かれて手に取りました。本書は徳川家康に起こった10のターニングポイントのみに付いて書かれているのではなく、家康の生涯全般について書かれていますので来年の大河の予習に役立つと思います。筆者は家康の三大危機として①三方ヶ原の合戦②「家康成敗」③「伊賀越え」を上げており、①は知っている方が多いと思いますが武田信玄に大敗北をした戦いで、逃げ帰った浜松城にもし信玄が攻め込んでいたら・・・との事です。③は本能寺の変が起こり三河に引き返す時であり、同行していた梅雪は別行動を取り、落ち武者狩りにあって宇治田原で討たれた事を考えると非常に危なかったと思います。残りの②に付いては今回本書を読んで詳細を知りましたが、実際には畿内に大地震(天正大地震)があり、実行されなかった事を考えると運にも恵まれていたことを感じました。今回紹介のあった10のターニングポイントが来年の大河ドラマでどのように描かれるのか今から楽しみです。
タイトル | 徳川家康の決断-桶狭間から関ヶ原、大坂の陣まで10の選択 (中公新書 2723) |
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著者 | 本多 隆成 |
出版社 | 中央公論新社 |
発売日 | 2022-10-20 |
ISBN |
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価格 | 990円 |
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