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まーちゃんさん
一度はいくべき 行きにくい城 (双葉社スーパームック)

黒まめさんのレビューを見て、読んでみることにしました。
この本では、行きにくい城には遺構が多く残っているということで、敢えて行きにくい城が初級編、中級編、上級編、そして変態編の4グループに分けて掲載されています。初耳の城も有りましたが、日本100名城、続日本100名城に指定されている城も多く紹介されていますので、名城巡りをされている方も参考になると思います。
この本に掲載されている城で行ったことがあるのは初級編の杉山城のみで、今思えばこのお城ですら駅からの往復で1時間半程度をかけてやっと攻城しているので、「行きにくい城」を体感しているので納得です。
掲載されているお城は何れも公共交通機関ではなかなか行きにくい様ですが、車で行く場合に重要な駐車場情報が掲載されているし、トイレの有無、携帯電話の通信状態なども掲載されていますので攻城時非常に役立つと思います。


まーちゃんさん
源頼朝と鎌倉幕府

「日本史の知識をアップデートするための勉強会」の予習として手に取りました。本書は2003年に出版された本の再刊行となっており、その当時著者が学生向けに書いている本なので大変読みやすいです。内容的には、東国で起こった平将門の乱から北条氏中心の体制に移行するまでが解りやすく書かれています。勉強会で使用している高校の日本史教科書で中世が院政の始まりからになっていることがこの本を読んで理解出来ました。また、頼朝が征夷大将軍を欲した訳が2004年に「山槐記」の記事が新たに発見されたことにより変更されているようですが、この著書は2003年に書かれた内容なのでその部分は修正が必要とのことが最後に書かれているので、最後まで読まれることをお勧めします。前述したように学生向けに書かれた本なので、歴史初心者の方も安心して読める一冊だと思います。


黒まめさん
目でみる日本史

歴史上の人物とリンクした感じが味わえます。それもそのはず、「歴史上の人物が見た風景を見に行くこと」をコンセプトに、その人が見た風景を主役にしようと試みられた本だからなのです。もちろん、今見る風景は昔のままじゃないけれど、視点を共有するだけで、何かその人の思いが少しわかる気がします。「あぁここがあの場所か…」とページをめくる手がどんどん進みます。写真もとても美しいのですが、やはり実際にその場に立ってみたいと思わせてくれる本です。


黒まめさん
別冊歴史REAL「山城歩き」徹底ガイド (洋泉社MOOK 別冊歴史REAL)

全国の有名な山城への登城ルート、見どころ、アクセスなど詳説されています。写真も豊富かつ、地図と連動してどこから見た風景かがわかるようになっています。山城歩きの服装などの基本情報も載っていて、山城攻城の予習にもピッタリだと思います。予習に使うか、バーチャルで楽しむか、どちらでも楽しめますよ。


たなとすさん
荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書 2662)

戦国大名ってよくいいますよね。では「大名」の語源はわかりますか?この本読めばその答えがわかります(笑)。
聴き慣れない単語が多く、その単語を頭の中に留めておきながら本の内容を理解するのは非常に難しいですが、天皇、貴族や武士など、権力の根源となる内容なので、ワンステップ深く歴史を知りたいという方におススメです。この本読んだあとは、きっと疑問に思うことがもっと湧いてくるはずです。実際私も湧きましたから…


まーちゃんさん
承久の乱 日本史のターニングポイント (文春新書)

日本史の知識をアップデートするための勉強会の予習として手に取りました。
本郷先生の本は今回で3冊目となります。
内容的には鎌倉幕府とはどんな政権だったのか、後鳥羽上皇はどのような国政を目指し、また後鳥羽上皇が鎌倉幕府とどのように接してきたのか、など承久の乱に到るまでの幕府と朝廷の関係を初心者にも解りやすく解説されています。
また、承久の乱の経過、さらには何故後鳥羽上皇が敗北したのかも理解することが出来ました。日本の歴史の中で官軍が賊軍に敗れたのは知っている限りではこの承久の乱だけだと思います。そういった意味でも日本史のターニングポイントに相応しい出来事の一つではなかったかと思いますので、この承久の乱を知るのに最適な1冊かと思います。


しぇるふぁさん
若狭中世城郭図面集I ‐ 若狭東部編(美浜町・若狭町) ‐

桂書房の「中世城郭図面集」シリーズの若狭編第1弾です。図書館で新着入荷したと情報が入ったので早速借りてきました。
本誌には美浜町と若狭町の城が44基紹介されていて、ほとんどが攻城団未登録城で、私が知らない城もかなり多く登場しました。また、美浜町の城ということで、続100名城の国吉城も紹介されていて、8ページにわたってかなり突っ込んだ内容で分かりやすかったです。また、著者の佐伯哲也氏が調査測量した縄張り図も掲載されており、これはかなり参考になりうる史料だと思いました。
城郭DB構築プロジェクトにおいては、若狭国の城郭登録の重要有力文献になりうるのでこれからこの書籍を元に調査登録申請を進めていきたいなと思います。
これでもまだ若狭編第1弾ということで、第2弾以降も発刊が楽しみです。


こうのさん
ぶらり徳川家康ゆかりの城跡+忍びめぐり

寄贈いただきました。写真やイラストも豊富で、情報量が圧倒的、コスパの面でもかなりよくできた本だと思います。周辺の城との位置関係を示した図も用意されているので、城が連携して防衛していたこと(それゆえ攻略の際は常に広域で俯瞰しなければならなかったこと)がよくわかりました。


しぇるふぁさん
飛騨中世城郭図面集

桂書房の中世城郭図面集シリーズの飛騨編です。岐阜県の中で飛騨国の城を著者作成の縄張り図付きでくまなく紹介した一冊です。著者は越中編から続いて佐伯哲也氏。
攻城団では2023年2月時点で飛騨国の登録城数は33基しかありませんが、本誌はそれを3倍ほど凌駕する94基の城郭が紹介されており、飛騨の城を詳しく知るなら間違いなくこの一冊を推薦します。
目玉の城としては広瀬城、飛騨松倉城、高山城でいずれも10ページ以上に渡って詳細に解説されています。
A4サイズの大判本で場所を取るのと、定価5000円とちょっと手が届かない価格ですが、飛騨国の城郭資料としては一番詳細に書かれている書籍かなと思います。


しぇるふぁさん
越中中世城郭図面集II - 東部編(下新川郡・黒部市・滑川市)-

桂書房の中世城郭図面集シリーズの越中編第2弾。富山県のうち、朝日町、入善町、黒部市、魚津市、滑川市の城郭を紹介した一冊です。著者は引き続き佐伯哲也氏。
本誌目玉となる城は松倉城で、関連遺構も含めると17ページにわたって詳細に紹介されており、縄張り図ももちろん載っていて分かりやすかったです。
他にも宮崎城、升方城、天神山城など、砺波市発行の「とやま城郭カード」収録城も一部紹介されています。
なお、A4サイズの大判本なので購入検討される方は本棚に入るかよく確認してから購入して下さい。

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今日のレビュー

写真でみる福山城

福山城についての手元資料が欲しかったので書店を探したところ、こちらの資料がたまたま配架されていたので購入。
著者に「福山城築城400年記念事業実行委員会」とあったのが購入の決め手でした。
福山城築城400年記念事業実行委員会が書いた書籍なので、書いてある情報全てが福山城の公式情報と捉えられることができ、信ぴょう性も間違いなくあるので、実質的な福山城の公式バイブルとして使えると思います。
中身は戦前の焼失前の古写真や当時の城下町を捉えた古写真、リニューアル工事中の福山城の様子を捉えた写真、出土品など数多くの写真が掲載されており、解説情報も多面的でとにかく情報量が多くて勉強になりました。
福山城の遺構についても写真や位置図付きで詳しく書かれており、凄く分かりやすかったです。今時点で福山城に関する書籍としてはこれが一番最新版で一番情報量多くて分かりやすかったのでオススメしたいです。

しぇるふぁさん)

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