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黒まめさん
一度はいくべき 行きにくい城 (双葉社スーパームック)

山城撮影術も書かれているので、山城あるあるの「何を撮っているかわからない」対策に参考になるかと思います。行きにくい城は、初級、中級、上級、変態とレベル分けされており、レベルが上がるごとに、知名度の低さ、アクセス難度、危険度が増します。そして遺構の魅力も増します。この本で言う「変態」は、褒め言葉です、たぶん…。この本を読んで、行きにくい城に行きたくなったら、この本を片手に攻城しましょう。駐車場、携帯電波状態など、必要な情報が手に入ります。


山鳩さん
姫君の賦(ふ) 千姫流流(りゅうりゅう)

千姫が比類なき姫であったことがお付き女中〈ちょぼ〉の視点から語られていて、愛すべき千姫像が浮かび上がります。
ゆかりの地名「上野新田郡世良田」や柳生家の副紋(そえもん)「二蓋笠」など、私にとってのときめきワードが続々出て来てあっと言う間に読了、藩主本多忠政の住まい(現ぼたん園の辺り)より一段高い西の丸に千姫と忠刻の住まいがあったことに大いに納得しました。
千姫が神社に奉納した羽子板(複製)は姫路城百間廊下に、菱の門二階(特別公開、2023年3/12まで)には後世の黒漆塗長持(現物)が展示されていますが、双方に付けられた「葵の御紋」に徳川家との強いつながりが感じられます。
さて、作中に出てくるいくつかの城の中で未攻城なのは桑名城。調べたら、物語の中で丁寧に描かれる「蟠龍櫓」の写真が色々な角度からアップされていて即「♡行きたい」のボタンを押しました。


しぇるふぁさん
駿府城跡本丸・天守台跡 -駿府城公園再整備に伴う発掘調査報告書-

今日やっと届いて、早速一部読んでみました。
A4サイズの各100ページぐらいの3分冊で冊子ケース付きだったので、最初手に取った時は「でっか、おんも(笑)」と思わず漏らしてしまいました。
内容は予想通りお城玄人向けの内容でしたが、発掘された遺物写真等が掲載してあるなど、本書でないと見ることができない貴重な資料を閲覧でき、充分満足でした。お城初心者には結構難しい内容ですが、三冊目などには瓦の遺物写真等が載っているので、この辺だけは充分楽しめると思います。


まーちゃんさん
もっこすの城 熊本築城始末

たなとすさんのレビューを読んで、関心を持ち図書館で借りて読んでみました。
これまで歴史の関する本は数多く読んできたが、今回の様な歴史小説は初めてです。
この小説は、加藤清正に仕える築城家木村藤九郎の成長を描きながら、お城がどのように作られるのかを理解することが出来、また築城する際の関係者たちの葛藤がよく描かれていると思いました。
加藤清正、藤堂高虎など築城名人の大名として知られていますが、その配下で直接に普請作事を行った築城家の存在と役割を知る事が出来る1冊だと思います。


黒まめさん
ウソ!? ホント!? 謎解き徳川家康

多分、小学校高学年ぐらいから読めると思います。とても平易な文で、一問一答式で書かれています。著者の前作は「鎌倉バトルロワイヤル」なので、大河ドラマを完璧に意識して書かれているようですが、サクッと一気に読めてしまうので、ドラマの予習に徳川家康についてざっくりと知りたい人には、とてもわかりやすい本だと思います。さらに、アップデートされていく歴史の新説もちゃんと盛り込まれています。


つば九郎さん
マンガ 日本の歴史〈28〉徳川家康の天下統一 (中公文庫)

 石ノ森章太郎さんのマンガ日本の歴史、28巻徳川家康の天下統一編、29巻徳川幕府と朝廷編、30巻鎖国-4つの口-編まで読んでみました。ここは家康、秀忠、家光の3代の将軍で、ほぼ1巻づつになっております。この3代の将軍で徳川幕府の体制がいかに磐石になっていったかがしっかりと描かれています。関ヶ原等ではヘッポコと揶揄されがちな秀忠も将軍としては優秀だったことがよく分かる内容にもなっております。
 お城としては、28巻に天下普請で江戸城、彦根城、駿府城、名古屋城が次々に建てられたことが描かれていますし、30巻までに江戸城と江戸の町が整備され東照宮も建てられたことも登場してきます。
 さて自分の日本史の学び直しにと22巻の応仁の乱からここまで読んできました。今回、我が町の青少年会館の図書室で貸していただく事ができ、そういう施設なので、いわゆる学習マンガのような内容なのかなと勝手に思っていましたが、あまりにしっかりとした内容に驚いております。ただ発行が30年も前なので島原一揆が島原の乱という表記になっていたりはしております。自分は乱で習った世代ですが。全48巻で旧石器時代から戦後まで網羅されているので戦国時代だけではなく、これは通史として読んでみたいとなと思っています。マンガと侮るなかれ、本当に詳細な歴史書になっておりますので。
 


まーちゃんさん
プロが選ぶ! 一度は行ってみたい旅先ランキング (日経ビジネス人文庫)

山鳩さんのレビューをみて、こうの団長もランキングに回答していることを知り、早速図書館で借りて読ませて頂きました。取りあえず最初から読んで行きましたが、まず最初に関係の有りそうなテーマとして「暗夜に浮かぶ城、冬こそ必見」が出てきたのですが、専門家一覧を見ても団長の名前は見つかりませんでした。さらに先に読み進めますと、「1日で散策満喫、ほどよいサイズの城下町」というテーマがあり、専門家一覧の中にこうの団長のお名前を見つけました。選ばれた城下町に付いて専門方の方がコメントを添えているのですが、松山の郷土菓子や出石の蕎麦など食べ物関係のエピソードはさすが団長、と思いました。お城関係は以上の2項目だけだったと思いますが、歴史関係では「幕末維新の歴史を学ぶ旅へ」など、他のランキングもなかなか興味を引く内容でしたので、攻城途中時間があれば立ち寄ってみたいと思いました。


た〜坊さん
【図解】近畿の城郭V

近畿の城郭シリーズの最終巻となります。
滋賀県20城、京都府20城、奈良県20城、大阪府20城、兵庫県20城、和歌山県20城の合計120城について解説、地図、縄張図などが掲載されています。
付録として関西6府県に所在する全城郭の最新の一覧表を収録とあります。城名、別称、所在地、遺構についての一覧表となっています。そのリスト中に全5巻のどの巻に掲載してあるのか書いてあります。ラストの内訳を書くと滋賀県1310城、京都府1229城、奈良県513、大阪府475城、兵庫県1364城、和歌山県790城となっています。城主その他のデータも記入して欲しかったですが、これはこれで嬉しいものです。


た〜坊さん
【図解】近畿の城郭I

滋賀県26城、京都府37城、奈良県33城、大阪府22城、兵庫県32城、和歌山県33城の合計183城について解説、地図、縄張図等が掲載されています。その中には寺内町や遺跡について書かれている物もあります。
出来れば近畿地方で括るのではなく、各都道府県で分けて出版して欲しかったです。
ただ、近畿地方の城館について書かれてある書籍として貴重だと思います。


つば九郎さん
マンガ 日本の歴史〈26〉関白秀吉の検地と刀狩 (中公文庫)

 石ノ森章太郎さんによるマンガ日本の歴史第26巻関白秀吉の検地と刀狩編、そして第27巻桃山文化と朝鮮侵略編です。第25巻の信長編が、やや駆け足気味だったのが気がかりでしたが、秀吉編は分量も2巻にわたり、テーマごとに上手くまとめられて描かれていて非常に分かりやすく、読みやすかったです。
 石ノ森さんのこのマンガは、登場人物たちの顔だちが、教科書等で見慣れた肖像画をベースに描かれており、もちろん当たり前なんですが絵力も素晴らしいので、そのあたりが読みやすさの一因なのかもしれません。秀吉と家康の対面では口とは裏腹で、お互いにこのサルがタヌキがと思っていて、最後には本当にサルとタヌキになってしまっているシーンはマンガならではで秀逸です。
 今回も名城たち名建築たちが、あまた登場してまいります。26巻では大坂城に聚楽第が27巻には名護屋城に伏見城に方広寺といった具合に。名護屋城は、幻の城の筆頭ですし、こうして絵で描かれてもスケールの巨大さが感じられます。一方で現在からの感情では何をしてくれたんだかでもありますけど。
 このマンガは巻を重ねて読んでくると、視点が民衆、大衆側に寄り添っている感じが、結構ある気がしております。前の巻で土一揆側に、この巻については検地刀狩では農民に、朝鮮侵略では朝鮮側の人々へと。このあたりが、石ノ森さんはじめスタッフの歴史観なのかもしれません。次は家康編ですね、どうするですかね。

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今日のレビュー

写真でみる福山城

福山城についての手元資料が欲しかったので書店を探したところ、こちらの資料がたまたま配架されていたので購入。
著者に「福山城築城400年記念事業実行委員会」とあったのが購入の決め手でした。
福山城築城400年記念事業実行委員会が書いた書籍なので、書いてある情報全てが福山城の公式情報と捉えられることができ、信ぴょう性も間違いなくあるので、実質的な福山城の公式バイブルとして使えると思います。
中身は戦前の焼失前の古写真や当時の城下町を捉えた古写真、リニューアル工事中の福山城の様子を捉えた写真、出土品など数多くの写真が掲載されており、解説情報も多面的でとにかく情報量が多くて勉強になりました。
福山城の遺構についても写真や位置図付きで詳しく書かれており、凄く分かりやすかったです。今時点で福山城に関する書籍としてはこれが一番最新版で一番情報量多くて分かりやすかったのでオススメしたいです。

しぇるふぁさん)

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