ぶらり徳川家康ゆかりの城跡+忍びめぐり 単行本(ソフトカバー)

この本は攻城団ライブラリーに収蔵されています

書籍『ぶらり真田家ゆかりの31城跡めぐり』、『ぶらり明智光秀の城&史跡めぐり』に続く、城跡を中心に史跡を楽しむ歴史ガイドブック。

 徳川家康は運ではなく、情報(忍者)を持っていたから天下を取れた。
まるで現代の情報化社会を先にいっていたような話だが、家康の「城」と「忍び」を通して、家康の実像が見えてくる。
 本書は、徳川家康に関連した城や忍びの各地スポットや史跡の情報ガイドブック。

NHK大河ドラマ「どうする家康」
時代考証・忍者考証陣による「城」と「忍者」特別コラム
・小和田哲男「徳川家康がはじめて石垣を積んだのは浜松城だった」
      「城攻めは不得意だった徳川家康」
・NHK大河ドラマ「「どうする家康」忍者考証・山田雄司 「家康と忍び」
・磯田道史 × 山田雄司「甲賀と伊賀の忍者学」特別対談~甲賀流忍者検定

・上ノ郷城 ~城攻略に家康は忍びを使った
・大高城 ~兵糧入れ直後に桶狭間の戦い
・岡崎城 ~家康生誕の城は二時代の城郭が楽しめる[古地図掲載]
・棒手裏剣 ハート型穴の意味とは
・浜松城 (旧 引馬城) ~徳川家康時代!? の空堀が見つかる
・蟹江城 ~蟹江合戦 家康から伊賀の忍びが拝領したのは?
・高天神城 ~家康が武田二代と奪い合った城
・田中城 ~武田氏が築いた円郭式城郭と「タイの天ぷら」
 「タイの天ぷら」コメンテーター 永山久夫
・堀江城 ~信玄が素通りし、家康が焦った城
・駿府城 ~家康が生涯一番長くいた駿府 天正期と慶長期の違い
・八幡山城 ~駿府を制するには重要だった拠点
・野田城 ~「信玄狙撃」と「金山堀職人」の伝説
・二俣城 ~家康も驚き!? 武田軍の意外な攻撃で降伏
・甲賀の忍びといえば「薬」

・「史実の神君伊賀越え」甲賀市教育委員会 伊藤誠之
 すべて黒幕無くして成し得なかった
 逃走路確保、甲賀衆が家康を警護、忍び派遣
・神君伊賀越え
 徳永寺 油日神社  伊賀と甲賀が会議「余野公園」
 神君甲賀伊賀越え
 同行した服部半蔵の役目は
「神君伊賀越え」後、家康はまた甲賀の忍びに助けられた

・諏訪原城(牧野城) ~武田流築城術「丸馬出」
・玉城 ~「関ヶ原の戦い」で誰を迎えるための陣城か
・松尾山城 ~小早川秀秋の陣は山城だった
・苦無 武器でなければ、忍びはどう使った!?
・徳川尾張藩忍者 木村奥之助
・清須城 ~家康「小牧長久手の戦い」
・関ヶ原の戦い 上空から戦い跡地を見る 
・長篠城 ~武田勝頼の大軍勢の包囲網を抜け家康に…
・「長篠・設楽原の戦い」家康物見塚跡
・甲賀のグルメ「近江牛」「牧場のアイス」甲賀流リアル忍者館
・忍びの温泉 多羅尾代官陣屋跡 藤林長門守墓所
・伊賀流忍者博物館
・和田城 ~家康に人質を出し警護をした甲賀・和田氏の本拠地
・平楽寺(伊賀上野城) ~伊賀衆が軍事会議
・伊賀の忍び 楯岡道順 全国の実在忍者「御忍印」
・忍びの城は「単郭方形四方土塁」
・[非公開]の城跡 甲賀衆
・小川城 ~家康を助けた多羅尾光俊の拠点
・小牧山城 ~家康が秀吉と戦った最前線の城
・彦根城 ~井伊直政がはじまり 西国への防衛拠点
・佐和山城 ~家康と戦った石田三成の居城
・伏見城 ~鳥居元忠率いる籠城戦に、忍び甲賀衆が参戦
・家康の陣城 ~大坂冬の陣 九州名護屋
・大垣城 ~関ヶ原の戦い前、石田三成が拠点にした城
・江戸城 ~雄大さを感じるビューポイントとは
 「江戸城と江戸」コメンテーター 小山薫堂
・江戸TOKYO忍者スポット 服部半蔵墓所、伊賀者の給地痕跡ほか
・上田城 ~徳川軍が二度も攻めたが落ちなかった城
・大多喜城 ~大多喜町の橋の親柱に立つのは
・「大鐘彦市 本多忠勝の忍び」上田哲也

・吉田城・花沢城・小山城・横須賀城・掛川城・天方城 ほか

宇岸陀法師(仮)
宇岸陀法師(仮)さん

島田市博物館でこの本を買うと御城印がもらえるという情報に釣られて買ってきました(博物館の人に聞いたら出版社側から販促として御城印セット販売の提案があったそうです)。私は家康ゆかりの地の住民なので今さら中身には期待していませんでしたが、良い意味で裏切られました。城跡の紹介も非常に丁寧に深く取材されていてそれだけでも価値がありますが、著者は忍者研究家らしく、後半に進むと忍び(忍者)の話だらけになって何だかすごいです。忍びを駆使して天下を取るという切り口はなかなか他書にない視点で新鮮でした。城の石垣や堀も、忍者の侵入を防ぐ情報戦のためという面が大きかったんですね。

こうの
こうのさん

寄贈いただきました。写真やイラストも豊富で、情報量が圧倒的、コスパの面でもかなりよくできた本だと思います。周辺の城との位置関係を示した図も用意されているので、城が連携して防衛していたこと(それゆえ攻略の際は常に広域で俯瞰しなければならなかったこと)がよくわかりました。

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書籍の情報

タイトル ぶらり徳川家康ゆかりの城跡+忍びめぐり
著者 佐藤強志
出版社 マコト出版
発売日 2023-02-19
ISBN
  • ISBN-10 4990744950
  • ISBN-13 9784990744953
価格 1680円
ページ数 144ページ

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地図でめぐる日本の城

攻城団のサイトの「地図から検索する」が紙ベースもあったらいいのになぁ、という願いが叶った本です。小学生の頃から良く馴染んでいる「地図帳」のお城版で城写真や資料も満載されています。県別地図の他に、城によっては縄張り図や古地図、鳥瞰図、勢力図など、巻末には「鉄道図」も。特集やコラムも楽しいです。帝国書院の「旅にでたくなる地図シリーズ」の一冊。奥付けのページには攻城団の名前がありました。A4版でずっしりしてますが雨の日や旅のお供にしたいと思います。

山鳩さん)

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