千姫が比類なき姫であったことがお付き女中〈ちょぼ〉の視点から語られていて、愛すべき千姫像が浮かび上がります。
ゆかりの地名「上野新田郡世良田」や柳生家の副紋(そえもん)「二蓋笠」など、私にとってのときめきワードが続々出て来てあっと言う間に読了、藩主本多忠政の住まい(現ぼたん園の辺り)より一段高い西の丸に千姫と忠刻の住まいがあったことに大いに納得しました。
千姫が神社に奉納した羽子板(複製)は姫路城百間廊下に、菱の門二階(特別公開、2023年3/12まで)には後世の黒漆塗長持(現物)が展示されていますが、双方に付けられた「葵の御紋」に徳川家との強いつながりが感じられます。
さて、作中に出てくるいくつかの城の中で未攻城なのは桑名城。調べたら、物語の中で丁寧に描かれる「蟠龍櫓」の写真が色々な角度からアップされていて即「♡行きたい」のボタンを押しました。
タイトル | 姫君の賦(ふ) 千姫流流(りゅうりゅう) |
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著者 | 玉岡 かおる |
出版社 | PHP研究所 |
発売日 | 2018-12-14 |
ISBN |
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価格 | 465円 |
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