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「落とした財布が世界で一番もどってくる日本にしたのは徳川です」のキャッチコピーに惹かれて手に取った本です。民の命を尊重する「福祉」の意識、限られた土地から最大限の収穫を得る農民たちの「知恵と知識」など、徳川の世が現代に及ぼした影響が多く語られます。江戸時代として260年の太平が続いたのはなぜかが納得できる本です。文庫本で156ページというコンパクトさの中に、今につながる、「江戸時代に生きる人々の努力と進歩の足跡」がギュッと詰まっています。
静岡の山城50城(内訳は遠江23、駿河16、伊豆11)と番外編として平城ベスト17(内訳は遠江12、駿河5)について書かれてあります。
他のベスト50を歩くシリーズ同様に地図と縄張図が掲載されてありますので、城跡に行きやすくなります。静岡の山城について書かれた貴重な一冊であると思います。
三重県の山城ベスト50と平城ベスト17について書かれてあります。他のベスト50を歩くシリーズ同様にそれぞれの城について縄張図と地図が掲載されてありますので、重宝します。三重県の山城を実査するには貴重な一冊ではないでしょうか。各都道府県の山城について出版して欲しいものです。
福島県内のお城と城下町の特集号。
初心者向けのモデルコース(会津若松、二本松〜三春、棚倉〜白河の3コース)に加えて、マニアックな神指城や、攻城団でも評価の高い山城(桑折西山城・向羽黒山城)も押さえてあり、福島へ旅行する人の予習にはオススメの1冊。
土佐の山城という書籍に掲載されている城に行った時に古本屋で見つけました。長宗我部元親について広く知りたかった所だったので、直ぐに購入しました。
長宗我部元親に所縁のある城跡、土居、神社仏閣など148箇所について広く書かれてあります。それぞれについて深く掘り下げるのではなく、広く浅く触れています。まさにフィールドノートではないでしょうか。
城跡巡りをする際にその近くの所縁の地に寄る参考書にしたいと思います。
房総半島里見氏と重臣正木氏にかかわる主な城館をとりあげ、その発展過程や特質を論じた物だそうです。
安房の城16、上総の城16がその内訳です。それぞれの城館に関して立地、構造、歴史の項目に分けて書かれてあります。この日本の城郭シリーズでは同じような分け方をしてあります。
地図と縄張図も掲載されてありますので、訪問しやすくなるものと思います。日本の城郭シリーズは地図も掲載してありますのでありがたいです。
全国に存在する場所が違う、規模が違うなどの復興天守や元々天守は存在していなかった模擬天守、実際の城跡とは関係がない天守閣風建物などが掲載されています。徳川大坂城の天守台の上に豊臣大坂城が建っているのは有名な話ですが、これまで攻城してきた復興天守、模擬天守に付いてもそのお城の歴史を踏まえて「あやしい」と思われる内容が書かれています。先般、久留里城を攻城した際、土の天守台らしき遺構のとなりに模擬天守があり不思議に思っていましたが、しっかりこの本でも紹介されていました。また、模擬天守は犬山城をモデルとして建てられているものが多いとの事ですが、今後模擬天守を攻城した際、どのお城をモデルにしているのか考えながら見ていったら面白いな、と感じました。
天守閣風建物としては東海道新幹線の車窓からよく目にする熱海城には城の復元鳥瞰図で有名な萩原一青画伯の城郭図展が有ることを知り、一度行ってみようと思います。
富山県と石川県の城館のうち、上杉・北陸織田軍・一向一揆の戦国末期に利用された所要な50城について書いてあるそうです。内訳としては越中26、能登9、加賀15となっています。
それぞれの城館について、立地、城主・城歴、城跡、まとめの項目に分けて書いてあります。
地形図や縄張図も掲載されてありますので、それぞれの城跡に行く際には必携の一冊だと思います。
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攻城団テレビ「戦国時代のはじまりと終わりはいつか?」の中で団長が紹介されていたので読んでみることにしました。本書では1467年室町幕府に「応仁の乱」という形で押し寄せた前後を戦国時代の始まりとして、江戸幕府を開いた徳川家康が世を去る1616年までの約150年間に付いて、守護大名、守護代、国人などが戦国大名となっていく課程、織田信長の名が世に出てからは、三英傑(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)のエピソードが解りやすく書かれています。また北条氏がらみで関東近辺の地侍についての記載があり、東京在住の私としては地域の歴史を知る上での参考になりました。と言うことで、戦国時代を知りたい方の入門編としてお勧めの一冊だと思います。
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