おしりすとさんは1件のレビューを投稿しています。
検索ページお城ファンからはニセモノと嘲笑されがちな復興天守や模擬天守を紹介した本。簡潔に各城の歴史が解説されているのもわかりやすくて良いが、なんといっても愛情ある(?)ツッコミが楽しい。曰く、「入母屋屋根と直角方向にそれぞれ千鳥破風が付いているという破天荒な構造!」「古墳と天守閣と資料館が同居するミステリアスな空間」「実際とは多分違う位置で屹立する天守閣は、廃城・解体・改変で希薄になった城の記憶を留め、未来へと引き継ぐという大役を一身に背負い、必死でふんばっているようだ」などなど。これら「天守閣」が建てられることになった経緯も詳細に解説されていて、それを読んでいると地元の人たちの郷土愛が伝わってきて、ニセモノを嘲笑する気持ちよりもなんだか微笑ましい気持ちになってくる。よくぞこの本を作ってくれた!と編集部に感謝したい!
書籍を検索してレビューしましょう。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する