二の丸櫓内にある田原城復元模型は、曲輪の立体感や建造物のディテールが綺麗に再現されていて良かったです。博物館内は、渡辺崋山の展示も充実していて楽しめました。

案内板に縄張り図があり、大口公園と老人福祉センターの間が堀跡であることがよくわかりました。紅葉が大変綺麗でした。

複数の郭が連なり、本郭には櫓台のようにも見える高い土塁がありました。この土塁の裏の堀切はとにかく深いです。

縄張り図を参考に土塁と空堀を確認しました。

巨大な曲輪が連なる縄張りで、堀切が深く見応えあります。東山の細く長い曲輪は、城内入口付近を監視できるように配置され、重要な防御拠点であることがわかりました。城址内でガイドの方にたくさんの資料をいただき、感激でした。

三の丸、二の丸、本丸と巨大な空堀が残り、本丸周囲には土塁が綺麗に残る出丸が配置され、石垣はなくとも土の立派な近世城郭です。

本丸の土塁と周囲の空堀は高低差があり、さらに櫓門と木橋が再現され、雰囲気が素晴らしいです。側を流れる川、水堀、馬出し、二の丸周囲の空堀、関宿城移築門や再現された二層櫓、物見櫓、主殿など、見どころが尽きないです。

現存櫓門、東櫓、西櫓、どれも水堀越しに見ることができ、近世平城の縄張りを体感できました。

整然とした土塁や堀の遺構が良かったです。案内所は、小田氏に関する展示が充実していて良かったです。

下屋敷跡のある佐白山麓公園から階段を登り、本丸、天守曲輪を見て、帰りは大手門のある千人溜り駐車場（閉鎖中）経由で下山しました。随所にある石垣の遺構や、土塁、虎口、土橋など、見どころが多い城址です。

徳川御三家のお城ですが石垣はありません。それでも曲輪間の巨大な堀や、薬医門、弘道館はどれも圧巻の規模です。復元された大手門も威厳が漂う造りでした。

遺構が完璧に残っており、散策に必要な最低限の整備がされています。左右の堀底に向かって敵を狙う変形武者走りが一番の見どころと感じました。また、城址内で会った人に勧められて行った五の郭下の竹やぶの堀と二重堀の土橋が良かったです。

唐造りの小倉城天守は、野面積みの立派な石垣にそびえ立ち圧巻でした。庭園からの天守も素晴らしい眺めでした。歴代に小倉城を治めた、毛利勝信、細川忠興、小笠原忠真の因縁関係に関する展示は凄く面白かったです。また長州征伐の舞台となった幕末の詳しい情勢に関する展示も良かったです。

黒田官兵衛が築城した当時の古い石垣が四角に切られており、その後に積まれた石垣が野面積みという珍しい遺構でした。天守は大変美しく、また天守からの眺望も良かったです。