大手筋の城坂48曲がり道より登城しました。随所に華麗な石垣があり、急登の疲れは気になりませんでした。

羽城公園に幽閉地の説明文があります。城址碑があった場所は新築住宅となり、碑は撤去されています。

本丸北側の内堀北側に明智光秀公の像が建立されています。
また、近世城郭の縄張り跡が城域南側に残っています。案内板もあり、三重に巡らされた堀跡や土塁がよくわかります。

公園内に鹿島城赤門野外博物館という名前の展示がとても充実しています。現存遺構の赤門や正門、武家屋敷の棟門、櫓台のある石垣、中学校のグランドにある長大な土塁など、陣屋としては、見どころがかなりたくさんありました。

戦国時代に龍造寺家晴により修築され、石垣造りの大規模な城だったようです。石垣遺構はわずかに残るのみですが、立派な模擬天守があり、眺めが良かったです。

天正遣欧使節団の千々石ミゲルゆかりの地であり、公園整備されています。

原城温泉真砂の駐車場に無料のレンタサイクルがあり、温泉受付で鍵をもらえます。本丸より南側にある天草丸や、島原の乱後の復興に貢献した代官鈴木重成が建立した供養塔まで足を運ぶのに便利でした。

三の丸駐車場を利用しました。二の丸には石垣遺構が多くあります。防御よりも見栄えを重視した構造の、直線階段の遺構が発掘されており、この付近が一番見応えありました。本丸から南側には石畳が続き、亀石があります。こちらは第三の城道か、後世のものかはわかりませんが、石垣の加工度は低く、古い時代のものでした。