永井直勝公ですね。
あまり有名ではないですが、小牧長久手の戦いで、豊臣方の池田恒興公を討ち取り、徳川家康公に絶賛されるも5000石で大名になれず、優秀ゆえに豊臣秀吉公からも豊臣姓を下賜され、その後、池田輝政公が徳川家康公に「父を討ち取った、永井公はどうされていますか。」と尋ねると旗本のままと聞き、「父の価値は、5000石程度か」と嘆いたのは、あまりにも有名です。
　その後、数々の戦功などを重ね、最終的には、下総古河藩7万2000石の大名となりました。
　なお、子孫に永井荷風、三島由紀夫、野村萬斎がいらっしゃいます。

琵琶湖に面する部分は石垣になっており、陣屋当時のものと推定されます。なお、写真右側の一段高い石垣は、都久夫須麻神社の石垣で、初代藩主の堀田正高公は、同神社が陣屋内にあることから、移転させようとしたところ、腹痛を起こしたので、とりやめたという伝承があります。

陣屋時代の舟入り跡で、右手が陣屋跡で、石垣が見えます。

陣屋跡から徒歩圏内にある満月寺（拝観料300円）の浮御堂は、昭和12年に再建されました。

案内板からの抜粋です。

ラメリストアというお洒落なカフェの奥に案内板があります。

陣屋跡はすっかり民家が建ち並んでいますが、舟入や琵琶湖に面した石垣が当時の名残のようです。

かっての松蓋寺跡にある城址は、防御力が半端なく、熟考された縄張りに感心させられ、特に一騎駆け（土橋）、武者隠し、堀切、切岸が秀逸なので、皆さん、攻城して下さい。

元々、柳ヶ瀬関所の関守であった柳ヶ瀬家の長屋門で、明治11年、明治天皇の北陸東海御巡幸にあたって、鈴木家を行在所とするために移築したと伝わっているそうです。

元々、旧北陸本線の鉄道トンネルでしたが、現在では、道路として活用されています。なお、単線トンネルのため、交互信号が取り付けられており、歩行者、自転車の通行は不可です。滋賀県側から撮影しました。

北国街道に一番近い郭で、見張台があったと考えられています。

主郭から張出郭への土橋です。

北側から撮影しました。

郭2の土塁の高さがお分かり頂けるかと。

城址で最も広い郭で、兵の駐屯地や物資の集積地であったと考えられています。

馬出郭（北側）の土塁上から撮影し、手前から空堀、土塁、郭2です。

主郭北側の虎口は、喰い違っております。

主郭の北東角に櫓台があり、礎石も見えています。高田徹先生によりますと、2,3階程度の建物があったと考えられるそうです。

主郭は土塁で囲まれており、正面の切り込みは、張出郭への虎口です。

馬出郭から続く土橋上から撮影しました。