さすがに行ける人は少ないと思いますが、9月から台湾の故宮博物院で「琉球展」が開催されるそうです。
台湾には大学時代にゼミ旅行で行ったことがあり、そのときにこの故宮博物院も見学したのですが、とてつもなく大きな博物館で全部見るには数日かかると言われたのをおぼえています。いまほど歴史に興味もなかったので、見たものについてはほとんど覚えていないのですが、大量の「如意棒」が展示されていました。本物（？）の如意棒は西遊記で見る伸びる棒とはぜんぜんちがって、孫の手みたいな形状で印象的だったので。

もうひとつ覚えているのがガイドの方から教わった話で、故宮博物院にある宝物類は中華民国が持っていた美術品が紫禁城から持ち出されたもので（100万点以上だとか）ガイドの方いわく「中国（中華民国）にあった宝物はぜんぶ台湾に持ち出されたので、中国（中華人民共和国）には何も残ってない」とのことでした。
その得意げな表情がおもしろくて、またストーリーとしても痛快だったので30年近く経っても覚えているのですが、いま調べたら北京市にも故宮博物院があり、こちらには180万点の収蔵品（清朝が残した文物は全体の約85%）があると言ってるのでガイドの説明かぼくの記憶のどちらかがまちがってますね。
しかも南京博物院にも台湾へ運び出せなかった故宮文物が展示されているそうなので比率で言えば中国本土に残った宝物のほうが明らかに多いです。

大学のゼミは成り行きで入っただけなので、この旅行も乗り気ではなかったのですが、三国志で有名な関羽が祀られている関羽廟とか、士林夜市とかけっこう楽しかったです。いちおう経済学部なのでメインは自動車工場の見学だったのかな、これはまったく覚えてません。
あと水餃子！　台湾は歴史的な経緯からほとんどの高齢者は日本語がペラペラで、ぼくらがお世話になったタクシーの運転手も日本語でやり取りが可能でした。「なんかおいしいものが食べたい」と頼んだら水餃子のお店を案内してくれました。日本だと焼き餃子がメジャーですが、あっちは水餃子なんですね。
関西人は「餃子の王将」で育つので餃子は「焼き」一択だったのですが、この経験があってから帰国後もたまに水餃子を食べるようになりました。

まだ日本国内でも行ったことがない都道府県があるので海外旅行の優先度は低いのですが、台湾はいつかまた行ってみたいですね。
ちなみに故宮博物院のサイトはちゃんと日本語版があるんですね。すごい。
国立故宮博物院 展示情報> これからの展覧

2024年07月26日（金）

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「攻城団に登録したらいいよ！」というのはさておき、全国にはいろんなお城があり、またお城好きにもいろんな人がいるので、あう・あわないを見極めて趣味を楽しめる環境を探すようにしてくださいって感じかな。

あとはネットにも本にもまちがった情報は多いし、テレビに出てる先生がウソを話すこともあるから注意したほうがいいよとも伝えたいけど、それはもうちょっと経験を積んだ頃に声をかけたほうがいいかもしれない。