松本城
松本城

[長野県][信濃] 長野県松本市丸の内4-1


  • 平均評価:★★★★☆ 4.30(2位)
  • 見学時間:1時間34分(17位)
  • 攻城人数:5745(3位)

源智の井戸

松本城から南へ徒歩10分ほど。
城下町の一角に湧き出る源智の井戸。松本市の特別史跡に指定されています。

松本城周辺は扇状地の扇端となっており、多くの湧き水、井戸が存在することから、「まつもと城下町湧水群」として整備されています。
中でも源智の井戸の歴史は古く、今でも多くの市民が利用しています。

現地には小笠原氏の家臣、河辺縫殿助源智が所有していたことを伝える案内板があります。

松本市特別史跡
源智の井戸

一、所在地 松本市中央三丁目七四一番地ホ
二、所有者 松本市
三、指定年月日 昭和四十二年二月一日
四、由緒・来歴
 この井戸は、市内の名水のひとつで、城下町が形成される以前から飲用水として使用されていました。所有者は、小笠原氏の家臣河辺与左衛門源智でその名をとって「源智の井戸」と呼ばれるようになったと伝えられています。この井戸の周辺は、女鳥羽川と薄川の複合扇状地で市内でも有数の湧水地帯です。
天保十四年に書かれた「善光寺道名所図会」には、井筒の径は八尺、高さ九寸で「当国第一の名水」とあります。松本の町の酒造業者はことごとくこの水を使い、歴代の城主は不浄を禁ずる制札を出してこの清水を保護したといいます。
五、源智の井戸関連年表
 文禄三年 石川康長が不浄を禁じる制札を掲出
 天保十四年 善光寺道名所図会に掲載「当国第一の名水」
 明治十三年 明治天皇御巡幸 御膳水として使用
 昭和八年 長野県史跡に指定
 昭和四十二年 松本市特別史跡に指定
 平成元年 修復整備工事を実施

平成十七年三月
松本市教育委員会

このページに記載してある内容の大半は 砥石くずれさんに寄稿していただきました。ありがとうございます!
   

この記事をいろんなキーワードで分類してみましょう。

この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

松本城の城メモ一覧

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

超約版 家康名語録

販売開始後、即購入。第一印象は非常に読みやすい。内容が頭にスーと入ってくる感じ。徳川家康が直接言ったかどうかはさておいて、260年近く泰平の世の礎を築いた家康の偉大さがひしひしと感じられる逸話揃いです。各逸話の最後に書かれたコメントが現代に置き換えて述べられているので、より理解を深めることが出来ます。来年から始まる大河ドラマ「どうする家康」が待ち遠しいです。

まーちゃんさん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る