神戸城
神戸城

[三重県][伊勢] 三重県鈴鹿市神戸5-10


  • 平均評価:★★★☆☆ 3.20(--位)
  • 見学時間:30分(--位)
  • 攻城人数:478(269位)

蓮花寺鐘楼

三重県鈴鹿市東玉垣町にある蓮花寺の鐘楼は神戸城の二の丸太鼓櫓が移築されたものと伝わっています。

市指定文化財・建造物
蓮花寺鐘楼
昭和五十七年七月二十七日指定
蓮花寺

 この鐘楼は、神戸城二の丸の太鼓櫓であったが、明治八~九年の城郭解体により現在地に移築されたものである。
 創建の時代は不明であるが、初代藩主本多忠統(ただむね)が築城した寛延元年(一七四八年)以降、江戸時代後期と推定される。
 神戸城主、本多家の家紋である立葵の入った軒丸瓦、軒下の漆喰の垂れ下がり、音を伝える連子(れんじ)に往年の太鼓櫓の特徴をよく残している。
間口
三・九m
奥行
四・八m
棟までの高さ
四・九m
平成十一年三月 鈴鹿市教育委員会
   

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図説 近世城郭の作事 櫓・城門編

三浦先生が書かれた「近世城郭の作事 天守編」に続き、今回は「櫓・城門・土塀」編を読みました。特に、城門、土塀については書いてあることのほとんどが初めて知る事でした。城門の種類ですが、薬医門は安土桃山時代だけで、高麗門は文禄・慶長の役で朝鮮半島での築城時に発明され、構造は薬医門と変わりませんが屋根が小さいので防戦上で有利、屋根が小さいので用材が少なくて済むなど、関ヶ原の戦い後、薬医門から進化した高麗門に取って代わられたそうで、現在城跡に残っているのは圧倒的に高麗門で、医薬門は少ないとの事です。また、関ヶ原以前の櫓門では石落がないので、櫓門の石落は関ヶ原以降の発明と考えられるとの事を初めて知ります。土塀についても、付壁塀、築壁塀など色々な種類があるそうで、天守、櫓以外に城門、土塀にも注目することにより、新たなお城巡りの楽しみを再発見させてもらえた一冊だと思います。

まーちゃんさん)

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