伊丹城
伊丹城

[兵庫県][摂津] 兵庫県伊丹市伊丹2


  • 平均評価:★★★☆☆ 2.81(--位)
  • 見学時間:26分(--位)
  • 攻城人数:717(222位)

伊丹城の関連書籍

団員のレビュー

団員のレビューが投稿されている関連書籍をご紹介します。


黒まめさん
黒牢城

荒木村重に捕らえられ、土牢に押し込められた黒田官兵衛を安楽椅子探偵に備え、有岡城落城を危機に陥れた事件の謎を解いていきます。それで終わりかと思いきや、実は、それらの謎が一つになり、村重らを巻き込んで奔流となる物語です。有岡城と荒木村重の行く末について知っている自分には、どのようにしてそこに行き着くのか読み進めながらドキドキしていました。ミステリーとしても、歴史モノとしても楽しめます。


つば九郎さん
完全保存版 日本の城1055 都道府県別 城データ&地図完全網羅!

 日本の城を、調べて検索する総覧的な書物としては、今のところ最良の1冊ではないでしょうか。
 どうしても、100名城絡みの本が目立つのと、本の厚み、価格等のこともあるんでしょうが、100〜200城ぐらいの掲載本が多い気がします。しかし、城好きたる者、もうワンランク上の攻城を目指したいところなので、この全国で1000城というのは、最適解という気がします。これ以上、多くなってしまうと、楽しく巡る範疇を超えてしまう感じがしてしまいます。自分だけかもしれませんが。
 22年の発行ですので、情報も、しっかりと新しいですし、県ごとの地図が道路表示も明記されているので、車で攻城している身には、なにより有り難いです。車で廻る際の城の位置関係が、これだと分かりやすいです。けっこう鉄道路線図しか出てない事が多いですので。 
 このものすごい内容量の割には、持ち歩きも可能な大きさですし、正続100名城スタンプ帳を併せたぐらいでしょうか、お値段も、納得のいく範囲内ではないでしょうか。
 無駄のない造りになっており、それでいて、必要なことは、全て網羅されている、なかなか洗練された一冊だと思います。

 


黒将軍さん
完全保存版 日本の城1055 都道府県別 城データ&地図完全網羅!

なんといっても掲載量が多い!
マイナーな城でも本を開けば見つかるし、詳しいことまで教えてくれます。
この本を持っていて損はしないと思います。
それなりに厚めですが持ち運びも十分可能なので、
城好きの方は必ず手に取って欲しいです!


デュラけんさん
信長の原理

織田信長の生まれてから亡くなるまでを蟻の法則をひとつのテーマとした歴史小説です。
家臣達の心の内がまことしやかに描かれており、諸説あるなかで、明智光秀が何故”本能寺の変”をおこしたのか?自分としては 一番しっくりきました。


しぇるふぁさん
完全保存版 日本の城1055 都道府県別 城データ&地図完全網羅!

書店の歴史コーナーの新刊書でたまたま見かけて試し読みしたら、内容が凄すぎで思わず購入。
発行日を見ると今年11月に発行されたばかりの新しい城郭参考書で、日本全国の1055基の城郭を網羅して解説している一冊です。掲載城も日本100名城・続日本100名城クラスの有名な城から、市史跡指定城郭や全く指定を受けてない超マイナーな城、中にはお城だけでなくチャシや山口藩庁などの幕末に建てられた城館・陣屋・屋敷まで、いろんな城郭が紹介されていました。
各城郭の解説は、日本100名城や現存天守城では特集ページが組まれていてかなり濃く解説されています。そのほかの城も、築城年、築城主、特徴、所在地、交通アクセスを最低限として掲載しており、今まで知らなかったマイナーな城郭を新たに知ることができました。この中には攻城団未登録城が何基かあり、城郭DB構築プロジェクトに登録申請する上で、決定的な書籍資料として使えるのでオススメしたいです。
ページが448ページあるので少し幅を取る本ですが、持ち歩き用の資料としても使えるかなと思います。


惟任日向守十兵衛さん
黒牢城

第166回直木賞受賞作品です。有岡(伊丹)城主·荒木村重と囚われの身である黒田官兵衛を中心としたミステリ系の小説です。


つば九郎さん
黒牢城

 実は城巡りマニアより、遥かに歴が長いミステリマニアです。直木賞、山田風太郎賞受賞作にして、日本の4大ミステリランキング全1位の完全制覇の傑作です。さらに、歴史時代小説ランキングでも1位だそうです。ミステリ的な観点から言うと、ミステリとは元々意外と相性が良い歴史ミステリであり、信長と対峙した牢城戦中の有岡城(伊丹城)のみが舞台の閉鎖空間(広い意味での密室)ミステリであり、囚われの黒田官兵衛が謎を解く安楽椅子探偵物であり、独立した短篇が繋がっていって最後に実はという、凝った作りの作品になっております。この10年程は、日本のミステリ界はまさに米澤穂信時代だったのですが、さらなる最高傑作を生み出したと言ったところでしょうか。
 さて攻城団的な観点から言うと、話は総構えを備えた有岡城内の牢城戦中の話で、面白くないはずがなく、荒木村重が訪れた安土城の描写も登場してきます。登場人物も、すべて実在した歴史上のおなじみの人物ばかりですし、最後はきちんと歴史的事実へと見事に帰結していきます。ミステリは好きじゃないという団員の方々にもお勧めできます。
 そして結論とすると、そもそも官兵衛好きなんですが、あまり遺構は残っていないようですが、この本を携えて、有岡城を攻城しに行きたいものです。


ぐこさん
黒牢城

荒木村重の有岡城の戦いを舞台に、籠城戦の間に起こる不可解な事件を土牢中の黒田官兵衛に解き明かしてもらう、といったミステリー要素と歴史が合体した作品です。
籠城戦の緊迫感や生活も丁寧に描かれていて、史実も知っているからこそ焦燥感を感じながら読み進んでしまいます。
ラストは史実に着地するのですが、一年の土牢生活が今後活躍する異形の軍師官兵衛を作り、彼によって村重は後世にまで名を落とす行動に出るようはめられたのかな、と本当に思えるほどでした。
そして、城は武力でだけでなく将が人心掌握できなくなった時に落ちるものかもしれない、と思いました。


デュラけんさん
黒牢城

反逆の城主 荒木村重と囚われの軍師 黒田官兵衛の有岡城(伊丹城)を舞台に繰り広げられる歴史小説です。

惣構えのお城での生活、勝ち戦での首検分の作法、籠城戦での家臣の働きなど、解りやすく表現されてます。

何故当主を追放をしたのか、家督を守るとはどういうことなのか、武士とはどうあるべきなのか、登場人物の心の葛藤が見えてきます。

この小説を書くきっかけになったという芥川龍之介の俊寛も読んでみたいです。

2021年山田風太郎賞受賞作品


デュラけんさん
壮心の夢

石田三成、荒木村重、赤松広英、池田輝政ほか14名の、俗っぽいシーンもありながら、それぞれの生き様を描いた短編集です。

名前だけ知っていて、詳しく知らなかった人物が、この小説を読んで、自分の中で、色づいてきました。
お城の描写は少ないものの、別の視点から城めぐりをしたいと思います。

お気に入りは、池田輝政、姫路城の長壁神社のことが書かれている。おさかべ姫です。
神社の存在、関係性など、何も知らずに、姫路のゆかたまつりに行っていました←

以下あとがき引用します。
戦国とは、壮心、すなわち胸に野望を抱いた者たちの時代であった。尾張の農民の小せがれが、天下の支配者になるまで駆けのぼる世の中である。その男―豊臣秀吉のまわりには、かれの出世とともに、野心を持った多くの異才たちが群れ集まってきた。


こめつぶさん
城を攻める 城を守る (講談社現代新書)

攻防戦の激しさ・面白さ・時代的意義を基準に選んだ「戦う城」を歴史小説作家が分析。戦国時代から幕末にかけて攻防戦が行われた26の城の歴史的背景から立地や縄張りまで紹介する。人物の評価など著者の主観が強く書かれた部分もあるが、エッセイあるいはガイドとして読むなら気にならない。それぞれの城や合戦についてよく調べられていて文章も臨場感があるので、実際に城を訪れた時により深く味わうことができると思う。2014年発行


コースケさん
信長の原理

分厚いけれども一気に読めました。文章が読みやすいです。パレートの法則の視座から織田家という組織づくりが描かれていて、今まであまり読んだことがない時代小説でした。


鰤王(仮)さん
滅びの将―信長に敗れた男たち (時代小説文庫 (247))

信長に敗れた5人の戦国武将達(別所長治・荒木村重・吉川経家・松永久秀・清水宗治)それぞれの戦と葛藤を描いた短編集。敗者側からの視点で描かれたストーリーは、結果が分かっていながらも引き込まれるものがありました。

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図説 徳川家康と家臣団 平和の礎を築いた稀代の〝天下人〟

中の写真、図が多くて「読みやすそう」と手に取りました。家康を生んだ松平氏について、戦国大名徳川家康の苦悩、家康を支えた家族、家臣団についてなど最新の情報で詳しく著されています。大河ドラマの予習としてもいいですが、「ここはこう解釈されたのか」と復習しながらよむのも一興です。今まで定説になっている「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の家康像とは、少し違った家康像が見えてきます。

黒まめさん)

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