肥後堀は唐津市役所前にある堀で、復元整備されたものです。
当時は三の丸と外曲輪を区切っていました。
肥後堀
肥前国唐津城は、慶長七年(一六〇二)から同十三年(一六〇八)にかけて築かれたもので、海に面した平山城として全国的にも著名です。
城は天守のある本丸、藩主の住居などのある二ノ丸(東城内)、武士たちが住んでいた三ノ丸(北、西、南城内・大名小路)、商人の町、外曲輪(内町一帯)などから成り立っています。
通称肥後堀と呼ばれている堀は、三ノ丸と外曲輪の間に掘られたもので、市役所南の石垣に沿って長さ約三百米、幅二十米から二十五米の規模がありました。
市では、市民の誇りである唐津城跡を保存整備し、町づくりに生かすため、この堀の一部を復元しました。平成元年七月 唐津市