岩崎城歴史記念館学芸員、「ミスターこまなが(小牧・長久手)」こと内貴健太氏の著作になります。小牧・長久手の戦いに関連する城郭・寺社など旧跡が地理的(三重・愛知・岐阜)に整理され網羅的に解説されています。掲載写真は著者ご自身によるものに加え明治~大正期の古写真も比較的多く、現在はすっかり宅地化された小牧・長久手一帯の往時の状況を偲ぶことができます。また学芸員とあって様々な古記録からの引用が多いのが有り難くユニークなところです。また、城跡位置図は巻頭にありますが古戦場位置図または戦いの日時的経過の記載はなく、この本を携えて攻城・旧跡訪問される際にはこれらの情報を上記の位置図に予めご自身で補記しておくと良いでしょう。
「ミスターこまなが」こと内貴健太氏の著作です。史料の引用が多く、戸惑う部分もありましたが、そのことが著者の解説に説得力を与えていると感じました。
小牧・長久手の戦いゆかりの地についての解説を数多く収録しています。収録範囲は三重県、愛知県、岐阜県になります。
史料・伝承・現地の三位一体の調査に加え、時折妄想も交えて、これらの城砦・戦場等を語る姿勢に感銘を受けました。
| タイトル | 家康VS秀吉 小牧・長久手の戦いの城跡を歩く |
|---|---|
| 著者 | 内貴健太 |
| 出版社 | 風媒社 |
| 発売日 | 2023-09-21 |
| ISBN |
|
| 価格 | 2420円 |
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築地本願寺セミナー「資料から読み解く中世社会~刀狩り令で刀は没収されたのか~」に参加し、その中で講師の方が紹介されていたので、刀狩りについてもっと知ろうと思い手に取りました。この著書には日本でおこなわれた三つの刀狩り(豊臣秀吉の刀狩り、明治維新の廃刀令、占領軍による民衆の武装解除)について書かれています。豊臣秀吉の刀狩りで農民の武装解除がされ、明治維新の廃刀令で武士の武装解除がされ、世界一治安の良い日本があると思っていましたが、前者は武士と農民を区別する事、後者は一般市民と軍・警・官を区別する事が目的で完全な武装解除ではなく、実は占領軍によって民衆の武装解除が徹底的に行われたことを知りました。この著書を読んで豊臣秀吉の刀狩りに対する考えが少し変わったような気がします。
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