秀吉の接待: 毛利輝元上洛日記を読み解く (読みなおす日本史) 単行本

この本は攻城団ライブラリーに収蔵されています (さあやん さあやんさんに寄贈していただきました)
大和宰相
大和宰相さん

「秀吉の接待―毛利輝元上洛日記を読み解く」 は、大河ドラマ「どうする家康」の現在の時代は1582年(天正10年)本能寺の変から家康上洛から北条氏を降し天下統一を遂げる頃ですが、毛利輝元の上洛は、1588年(天正16年)7月から9月にかけてです。本書は、初めて上洛した輝元の家臣平佐就言(ひらさなりこと)が近侍としての見聞や主君に確認しつつ書き止めていたであろう日記を元に当時の天正期の豊臣政権の実像に迫っている。関白秀吉やその弟大納言秀長が代わる代わる輝元を宴席や茶会に招いている。それ以外に黒田官兵衛ら重臣達にも手配して挨拶回りの案内や取次の気遣い、茶会や能鑑賞、名所旧跡巡り、酒肴の差入れなど緊張緩和の気配りを含めた接待の様子を伝える。さらに輝元が用意した銀子・銭・馬・太刀という贈答品の数々はさすが中国地方の大大名である。それを可能な限り整理しての可視化を目指しています。本書による贈答に使用された銀子の記載を確認すると、6,238枚をくだらない。銀1枚=銀10両=43匁。1匁=3.75gとすると少なくとも約1トンの銀が配られたことになる。石見銀山からの莫大な収入を予感させる。政治、経済、鉱物資源、儀礼格式という色々な分野に興味を広げていただける内容でした。

Amazonの詳細ページを表示する

書籍の情報

タイトル 秀吉の接待: 毛利輝元上洛日記を読み解く (読みなおす日本史)
著者 二木 謙一
出版社 吉川弘文館
発売日 2023-06-21
ISBN
  • ISBN-10 4642075267
  • ISBN-13 9784642075268
価格 2640円

この書籍をいろんなキーワードで分類してみましょう。

  • まだ登録されていません
Amazonの詳細ページを表示する
攻城団は以下のアフィリエイトプログラムを利用しており、このページから書籍を購入していただいた際に入る手数料は運営費の一部とさせていただいております
AmazonバリューコマースもしもアフィリエイトA8.net

紹介されているお城

まだ登録されていません。

ほかの本にレビューを投稿するには
以下の検索フォームで書籍を検索してください。検索結果にある「レビューを書く」という緑のボタンを押せば入力欄が表示されます。

Amazon検索ツール

ほかの書籍を検索することができます。

最近レビューされた書籍

Amazonウィッシュリスト

攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。

Amazonウィッシュリストで支援する

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

関西の城あるき (エルマガMOOK)

見たところ、チープなつくりのように感じますが、中身は結構濃いです。
関西が世界に誇る姫路城を始めとする国宝3城、その他の名城、山城の見所、立ち寄り所も掲載されている城専門のガイドブックです。サイズ的に、持ち歩きにもぴったりです。山城では、本郭までの目安時間も書かれていて、計画に便利です。少し足を伸ばした遠征城攻め旅についても書かれています。
その他現代にも受け継がれている「穴太衆」のこと、国宝5城の城もなかなど、興味をそそられる記事もちりばめられています。中でも、最後の城取材後記がとても面白かったです。

黒まめさん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る