ずっと、世界平和のために悪の組織ブラックゴーストやショッカーと闘い続けてきた漫画家、石ノ森章太郎さんによるマンガ日本の歴史です。決して児童向けの学習漫画ではなく、しっかりとしたストーリー重視の内容になっています。
第23巻は、応仁の乱前後の宗教史がメインの内容になっていて蓮如、日親、兼倶といった僧侶達が登場してきます。そして、応仁の乱が、きっかけで争いが各地に広がり、その反動もあって土一揆が始まり、一向一揆も始まり、農民をはじめとする民衆も武器を持って立ち上がり、寺院も城塞化し武装し始めたことが描かれています。自分が不勉強なだけかもしれませんが、まったく知らない話ばかりで、まだまだ歴史を深めていかないとなあと思わされました。
ここを経るからこそ、農家生まれの秀吉誕生や信長と一向一揆や本願寺との対立へとつながって行くのかななどと思いながら、読んでおりました。
この巻の最後は、種子島に鉄砲が伝わったところで終わりますが、ということはこの後すぐにキリスト教も伝わってくるということで、日本の宗教史も急展開していく直前なんですね。歴史は、まだまだ奥が深いですな。
タイトル | マンガ 日本の歴史〈23〉弥陀の光明をかかげて (中公文庫) |
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著者 | 石ノ森 章太郎 |
出版社 | 中央公論社 |
発売日 | 1998-01-01 |
ISBN |
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価格 | 566円 |
ページ数 | 214ページ |
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