こうの団長が攻城団テレビの中で紹介されているのを見て、面白そうだなと思い、読んでみました。牛車は絵巻物等でよく目にしますが、詳しいことは知りませんでした。牛車は後ろから乗って、前から下りる事は聴いて知っていましたが、牛車が4人乗りであることをはじめて知りました。また、牛車には唐車、檳榔毛車、糸毛車、網代車など色々な種類があり、その牛車の種類によって乗っている人の身分が外から見て解ったとの事です。平家物語絵巻で木曽義仲が牛車の後ろから下りた事によって、義仲がいかに田舎者であったかを表すものだそうですが、そもそも牛車に乗るルールを知らなければ理解出来ないでしょう。また、江戸幕府老中で寛政の改革を行った人物として有名な松平定信が老中を退いてから牛車の文化を研究し、「輿車図考」(よしゃずこう)を残したことを知り、有能な方は何をやっても名を残すのだな、と強く感じました。と言うことで、牛車に乗ってみたいと一度は思われた方であれば十分楽しんで頂ける一冊田と思います。
タイトル | 牛車で行こう!: 平安貴族と乗り物文化 |
---|---|
著者 | 京樂真帆子 |
出版社 | 吉川弘文館 |
発売日 | 2017-07-06 |
ISBN |
|
価格 | 2090円 |
ページ数 | 164ページ |
まだ登録されていません。
ほかの書籍を検索することができます。
攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する