あの漫画の巨匠、石ノ森章太郎さんによる日本の歴史です。ちなみに自分は、やはりサイボーグ009ですね。人生2番目に見た映画が009でした。
もっと、いわゆる学習漫画のような感じかと勝手に思ってたら、しっかりしすぎた内容で良い意味で裏切られました。全然、子供向けじゃないですね。自分のレベル的には、ピッタリくる感じでしょうか。
この22巻は、まるまる1冊が応仁の乱について描かれています。あの複雑すぎる、なかなか内容がすぐに理解できない乱が、漫画ならではで分かりやすく話しが進んで行きます。すぐに見返すことができるのが、何よりありがたい限りです。
応仁の乱こそが、グダグダで終わった割には戦国時代が始まるきっかけになった訳で、各地で戦国武将が群雄割拠するきっかけになり、一方で土一揆が始まり民衆をも争いに巻き込んでいくあたりを丁寧に描いてくれています。いつの世も巻き込まれて犠牲になるのは市民の側なんですね。悲し。
さて、そこはさすがに石ノ森章太郎さん、全編に渡って迫力ある構図とカット割、お見事です。燃え上がる寺院と、そこに降り注ぐ激しい雨、その傍らに悲しげな一匹の犬、素敵です。今更ながら漫画侮りがたしです。
石ノ森章太郎が描いた応仁の乱のマンガになります。わかりやすいし面白いです。
タイトル | マンガ 日本の歴史〈22〉王法・仏法の破滅―応仁の乱 (中公文庫) |
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著者 | 石ノ森 章太郎 |
出版社 | 中央公論社 |
発売日 | 1997-12-01 |
ISBN |
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価格 | 566円 |
ページ数 | 216ページ |
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