鎌倉幕府と室町幕府を比較するような題名に興味持ち手に取りました。本著書は6つのテーマに分かれており若い研究者(皆さんの生まれ年が1980年代でしたので、勝手に判断)の方4名が分担して書かれています。面白いのは、本来専門ではないテーマを担当されており、テーマについてのこれまでの研究内容と最近の研究動向について詳しく書かれており、中学、高校の日本史の教科書が書き換えられていく過程を垣間見ることが出来ました。
そして最終章に本著書の出版に参加された若い研究者の方による座談会の内容が面白く、鎌倉幕府と室町幕府の強さに付いて、対朝廷関係では室町幕府、全国支配という意味では鎌倉幕府、軍事力の強さでは鎌倉幕府、そうすると軍事的に強くはなかった室鉢幕府が何故存続したのか、また軍事的にも全盛期の鎌倉幕府が何故滅亡したのかが今後の研究テーマになるようです。日本史を研究されている方、頑張って下さい。応援しています。
タイトル | 鎌倉幕府と室町幕府: 最新研究でわかった実像 (光文社新書) |
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著者 | 山田徹 |
出版社 | 光文社 |
発売日 | 2022-03-17 |
ISBN |
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価格 | 946円 |
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