宝島 単行本


デュラけんさん

沖縄のコザを舞台に、沖縄戦直後から日本返還までの 米軍と対峙する沖縄の人たちの物語です。
米軍から物資を盗んで、地元の人に配る英雄 戦果アギヤーの失踪からストーリー(ミステリー)は始まります。
基地問題など、沖縄のことは知ったつもりでいましたが、小説で読むと、見えていなかった真実が見えたような気がします。
癒されることのない深い傷を負ってでも、なんくるないさと立ち上がろうとするウチナンチュたちに、心を揺さぶられました。
特定のお城(グスク)は出てきませんが、琉球神道における祭祀などを行う施設の御嶽(ウタキ)が登場します。
沖縄でお城巡りの際には、このウタキを実感しながら行きたいと思います。
第160回直木賞受賞作品

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書籍の情報

タイトル 宝島
著者 真藤 順丈
出版社 講談社
発売日 2018-06-21
ISBN
  • ISBN-10 4065118638
  • ISBN-13 9784065118634
価格 1919円

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今日のレビュー

天下 家康伝 上 (文春文庫)

徳川家康の生涯を描いた小説です。
大阪の陣が終わり江戸から駿府に向かう途中、泉頭の地で過去を回想する場面から始まります。一向一揆との戦い、三方ヶ原での敗北、嫡男信康の自刃、伊賀越えの窮地、小牧・長久手での辛酸、多くの出来事が家康の心情とともに描かれます。「家康の考える天下とは何か」が物語の主軸となっており、家康の生き様を感じることができました。
本作品は大河ドラマ「天地人」の原作者でもある火坂雅志氏の遺作になります。

伝もものふ山田(ヤマー)さん)

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