境界争いと戦国諜報戦 単行本


鼬鼠丸(仮)さん

武将たちが普段治める国には必ず境目があり城やそこを守備していた人たちがいる。著者はそんな国の境目を残された文献や自らの取材で解明した一冊です。特に私が興味深いなと思ったのは境目の城の情報を秘密裏に絵図にした人たちのお話です。こちらには伊達家で活躍した諜報人の事が書かれています。それぞれの家で「草(忍び)には気をつけろ!」と手紙が残されている事も面白いなと思いました。境目に生きた人々の命懸けのドラマを知る事が出来ました。

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書籍の情報

タイトル 境界争いと戦国諜報戦
著者 盛本 昌広
出版社 吉川弘文館
発売日 2021-06-19
ISBN
  • ISBN-10 4642071644
  • ISBN-13 9784642071642
価格 2420円

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虚けの舞 (講談社文庫)

豊臣秀吉の知力権力に翻弄された織田信雄と北条氏規が主人公。死ぬか生きるかの時代に、紆余曲折の数奇な運命をたどった二人が肥前名護屋城で御伽集として再会します。運はいいが才能がない信雄と、才能はあるのにうまくいかなかった氏規。韮山城で対峙したこともある二人の思い出話はつら過ぎて笑えませんが慰めあう中でひとつの答えが出ます。勝ち組とは何ぞや?豊臣家と対比して考えると面白いです。

弥一左衛門さん)

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