黒まめさんのレビューを見て手に取って読んでみました。最初に山城基礎講座として山城の基礎知識の他に山城歩きに必要なもの、縄張図の見方など、これから山城歩きを始めようとしている方には非常に有難い内容から始まっています。最初に山城の知識を得たところで、厳選された山城20城+αの解説がされています。各城はガイド人と言われる方が縄張図に基づきポイントとルートを丁寧に解説されています。紹介されている20城の内、中井均先生が4城、加藤理文先生が3城執筆されており、ここでも山城に対する熱い思いが伝わった来ました(両先生が書かれた「戦国の山城を極める」もお勧めです)。他の執筆者の方もその城の専門家らしく非常にわかりやすく書かれていますので、山城歩きには大変参考となる一冊だと思います。
とにかく、実際に歩けます。縄張り図の中にルート、ルート上のポイントが記されています。それだけでも十分ですが、各城のエキスパートが詳細なガイドを書いてくれています。写真は、撮影された地点と方向も示され、その場を想像しやすいです。山城基礎講座もわかりやすく、初心者にも上級者にもおすすめです。載っているすべての山城に行きたくなります。
タイトル | 隠れた名城 日本の山城を歩く |
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著者 | 小和田 哲男 |
出版社 | 山川出版社 |
発売日 | 2020-07-02 |
ISBN |
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価格 | 1980円 |
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この本は日経新聞の土曜朝刊別刷に掲載中の「何でもランキング(1〜10位)」の旅に関する記事をまとめたもの(2019年8月発行)。《第1部、絶景を見に行く》のコーナーには「闇夜に浮かぶ城、冬こそ必見」、《第2部、そぞろ歩きを楽しむ》には「1日で散策満喫、ほどよいサイズの城下町」のページがあってそれぞれ10の城と城下町が紹介されています。松本城と弘前城は両方にランクイン、また「〜城下町」の方にはこうの団長のコメントや「調査の方法」のところには「お城ファンサイト「攻城団」などの推薦や…」というちょっと嬉しい表記も。
たまには攻城しないお出かけ先を探してみようと久しぶりに書棚から出したのですが、やっぱり「城、城下町」のページを真っ先にチェックしました。さて、同行者の満足ポイント(街歩きと地元の食やお酒)があって、ほどよく攻城できる次の行き先はどこになるかな。
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