漫画センゴクシリーズもいよいよ最終盤で権兵衛編の第10巻まで読みました。主人公、仙石秀久も讃岐一国の大名へと大出世してまいりました。最初、一兵卒に過ぎなかったのが、当人の頑張りと、部下の活躍、そして秀吉に仕えたことがやはり大きく、負け戦なくここまで邁進してきております。ある意味、裏を返せば秀吉の出世物語でもありますね。
全国統一も、あともう一息、まずは四国征伐で長宗我部氏と戦い、和議に持ち込みます。長宗我部氏の人たちは、できた方々で九州平定では秀久と一緒に戦うことになります。ここまで、すべてが怖いぐらいにうまく行き、躍進し続けてきた秀久でしたが、そうそう良いことばかりが続く訳ではないのが人の世の常ですよね。そうじゃないと人生、面白くないですしね。この漫画、実は負けていく側の武将達への愛があふれている漫画なような気が、ずっとしております。
センゴクシリーズ当初から予告され続けていた、秀久の大失敗が、ここで発動されました。ここまで勝ち続けてきた慢心と焦りでしょうか、これまで周りの意見にはきちんと答えていたんですが島津氏相手に大惨敗を喫してしまいました。逃げる途上の失意の中10巻は終了です。この後の大復活も、当初から予告されておりますので、愛ある復活を期待しながら、この先を楽しみにしたいと思っております。
タイトル | センゴク権兵衛(6) (ヤンマガKCスペシャル) |
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著者 | 宮下 英樹 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2017-04-06 |
ISBN |
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価格 | 637円 |
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