現代思想 2020年1月臨時増刊号 総特集◎明智光秀 ムック

2020年大河の主人公。日本史上最大の謎のひとつにせまる。
土岐源氏の一族とも言われ、流浪のすえに朝倉家、細川家、そして足利将軍家と足場をかえ、織田信長に見出されたとされる人物。しかし、その出自も生涯も不思議なほど謎につつまれ、そのために後世にさまざまな「光秀像」がつくられ、そして、いまなお人々の関心を引き続けている。近年、「石谷家文書」や「淡海温故録」における記述など新しい発見や研究が続き、また2020年の大河ドラマの主人公に選ばれるなど、いま、あらためて明智光秀に注目が集まっている。はたして明智光秀とは何者なのか。中世の末期にあらわれ、室町幕府とカリスマ織田信長のあいだで揺れ動いた謎多き人物に、さまざまな角度からせまるまさに決定版の特集。
目次予定*【論考】小和田哲男/柴裕之/大澤真幸/金子拓/千田嘉博/綿抜豊昭/小泉義之/浅利尚史/天野忠幸/堀新/早島大祐/山本一生/井上優/岩田重則/神田裕理/鈴木将典/平井上総/竹本千鶴/河内将芳/福嶋亮大/田端泰子

niwanoagata
niwanoagataさん

結論非常に良かった
非常に多くの面々の論が見れてとても面白い。単著が無い方の論はここでしか聞けないものもある。ただしその分明らかに論が薄かったり、間違ったことを言っていたりという感じの人も少なくなく、全員が光秀の専門家でないことも注意。
いずれにしても光秀好きはぜひとも買うべき1冊

山鳩
山鳩さん

明智光秀に関する最新の学術論文がびっしり並んでいる。日本中世史、日本文化史、城郭考古学などの専門家による執筆。それぞれ注や主要参考文献が記され「~その史料を丁寧に、そして慎重に読み解(編集後記)」いた過程をたどることが出来る。
巻頭は討議(小和田哲男×柴裕之)、
テーマを列記すると
・光秀と信長
・明智光秀とは何ものか
・明智光秀と人びと
・明智光秀をめぐる想像力
・明智光秀を読み解く―知性・文化・政治

「光秀の城」の題で千田先生も寄稿している。河内先生の「信長はなぜ本能寺に滞在していたのか」を立ち読みしようと書店に行ったのだが最後の一冊だったことと、装丁が素晴らしかったので即購入。目次は淡い桔梗色の紙の上に濃い紫の文字、紫色の表紙裏にも光秀の花押が。鉛筆でじゃんじゃん書き込みしながら読んでいる。

Amazonの詳細ページを表示する

書籍の情報

タイトル 現代思想 2020年1月臨時増刊号 総特集◎明智光秀
著者 小和田哲男,柴裕之
出版社 青土社
発売日 2019-12-27
ISBN
  • ISBN-10 4791713907
  • ISBN-13 9784791713905
価格 1980円
ページ数 238ページ

この書籍をいろんなキーワードで分類してみましょう。

Amazonの詳細ページを表示する
攻城団は以下のアフィリエイトプログラムを利用しており、このページから書籍を購入していただいた際に入る手数料は運営費の一部とさせていただいております
AmazonバリューコマースもしもアフィリエイトA8.net

紹介されているお城

まだ登録されていません。

ほかの本にレビューを投稿するには
以下の検索フォームで書籍を検索してください。検索結果にある「レビューを書く」という緑のボタンを押せば入力欄が表示されます。

Amazon検索ツール

ほかの書籍を検索することができます。

最近レビューされた書籍

Amazonウィッシュリスト

攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。

Amazonウィッシュリストで支援する

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

今日のレビュー

平安京の四〇〇年:王朝社会の光と陰

10月の定期ライブで榎本先生が推薦され、かつ来年の大河ドラマが平安時代が舞台と言うことで、予習のつもりで手に取りました。はっきり言って平安時代に関する知識はあまり有りませんでしたが、この著書には桓武天皇が都を平安京に移してから、摂関政治、院政、そして武士の時代までの約400年の貴族の権力闘争や平安京に住む人びとの営みを知る事が出来ました。特に関心を持ったのは平安京のトイレ事情で、汚い話もあり詳細は割愛しますが、テレビや映画ではなかなかお目にかかれない事なので興味深く読ませて頂きました。来年の大河まで時間はそう有りませんが、その前に是非読んでおく一冊だと思います。

まーちゃんさん)

書籍ページを表示する

すべてのレビューを表示する

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る