センゴク第2部天正記、最終巻となる第15巻まで読了しました。
歴史的事実な訳ですので、当然そこは、如何ともしがたいところですが、ここでの竹中半兵衛の死は、やはりグッとくるものがありました。最期の方の、軍師としての冴え渡り加減は、凄すぎでした。また、半兵衛の病の湯治のために有馬温泉への道を確保しようと城攻めを命ずる秀吉も、なかなか素敵です。
またこちらも、歴史的事実ではありますが、信長包囲網の最大の黒幕として、余りに不気味な姿でずっと描かれ続けてきた、本願寺総帥・顕如が、まあ割とあっさりと信長との和睦を受け入れたのは、知っていたとはいえ、まぁそうなるよなという感じでしょうか。
この第2部天正記は、武田勝頼が死すところまでが描かれましたが、合戦中心ばかりではなく、楽市楽座や検地、貿易港の確保といった経済的な話も増えてきた感じがします。武将というのは、確かに武力を備えて戦に勝ち続けていかなければならないのですが、一方で、領地領民を抱えて経済も回して行かなきゃならないので要は政治力に優れていないといけないんだよなという気がいたします。その代表格と言える、石田三成も、いよいよ登場してまいりました。
話しは、第3部一統記編へと進み、本能寺の変が始まるようです。光秀はいったい何故は、どう描かれるのか気になり、楽しみなところです。
タイトル | センゴク天正記(15)<完> (ヤンマガKCスペシャル) |
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著者 | 宮下 英樹 |
出版社 | 講談社 |
発売日 | 2012-10-05 |
ISBN |
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価格 | |
ページ数 | 240ページ |
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