題名の通り、日本百名城を7つの魅力で楽しむ本です。日本百名城の公式ガイドブックと同時に購入するのがおすすめです。
お城を実地で楽しむために、7つの項目を挙げ、「石垣」「天守」「櫓・門・御殿」「山城」「縄張」「合戦の舞台」「戦国武将」、それぞれの項目にあった魅力的な城を日本100名城から4城づつ、計28城で判りやすく優しい語り口で説明してくれている1冊です。オールカラーで掲載されている写真は小さく細かいものが多いですが、魅力を上手に伝えてくれており、自分の撮影の参考になります。登場するすべての城に城内MAPが掲載させており、これがひじょうに判りやすい地図になっております。
ただ一方、各項目以外の説明は極端に少なくなっていたり(ほとんど無かったり)、28城以外の城の紹介はワンポイント見どころガイドに、まとめられてしまっていたりと100名城をとにかく知りたいんだ、この部分のこの箇所が知りたいんだという人向けではなく、通して読むことでお城の魅力が伝わってくる1冊になっております。
なお、この本から1年半後に続100名城バージョンも出版されており、「石垣」「縄張」以外は「立地」「城の変遷」「歴史的舞台」「絶景」「城下町」とよりディープな項目になりページ数は143ページから実に205ページへと、かなり増え(価格は300円up)語り口も変わらず優しいながらもより熱くなり、城マニアあるあるの100名城は正より続が実は魅力的を実感できる内容になっております。
日本100名城の見方、楽しみ方がぎゅっと濃縮して書かれている本です。「石垣」「天守」「櫓・門・御殿」「山城ハイキング」「縄張・軍事装置」「合戦の舞台」「戦国武将ゆかり」の7つの楽しみ方について、それぞれ推し城をいくつか挙げて萩原氏独特の語り口で書かれています。最後に番外編としてグスク、城下町散策、写真撮影の視点から推し城を挙げられています。実際に攻城する方にも、バーチャル攻城の方にも、100名城の楽しみ方がとてもよくわかりますよ。ただ、掲載順序、量がバラバラなので、「この城について知りたいんだけど…」と思う方には使いづらいかも…。
タイトル | 7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅 |
---|---|
著者 | 萩原 さちこ |
出版社 | 学研プラス |
発売日 | 2017-03-16 |
ISBN |
|
価格 | 1080円 |
ページ数 | 143ページ |
まだ登録されていません。
ほかの書籍を検索することができます。
攻城団で必要としている資料(書籍・雑誌)やカメラ等の機材をAmazonのウィッシュリストで公開しています。いずれも直近では必要としないもののいずれは攻城団の運営に必要なものばかりですので、プレゼントしていただければ大変ありがたいです。
また現状、匿名でのご支援が可能なのはこの方法のみとなっています(匿名で送るにはクレジットカードで決済せず、ギフト券で支払う必要があるようです)。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
10月の定期ライブで榎本先生が推薦され、かつ来年の大河ドラマが平安時代が舞台と言うことで、予習のつもりで手に取りました。はっきり言って平安時代に関する知識はあまり有りませんでしたが、この著書には桓武天皇が都を平安京に移してから、摂関政治、院政、そして武士の時代までの約400年の貴族の権力闘争や平安京に住む人びとの営みを知る事が出来ました。特に関心を持ったのは平安京のトイレ事情で、汚い話もあり詳細は割愛しますが、テレビや映画ではなかなかお目にかかれない事なので興味深く読ませて頂きました。来年の大河まで時間はそう有りませんが、その前に是非読んでおく一冊だと思います。
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する