日本にある天守を全て載せた本です。有名なものからあまり有名でないもの、廃墟になっているもの、面白いものなど様々な天守が載っておりおすすめです。
日本にある、いわゆる天守閣を140城、完全名鑑として紹介してくれているムック本です。色々言いたいこと、考えさせられることだらけですが、この本を読んでいくと何故か逆に140城もあるんかいとも思ってしまいます。反面教師的になってしまいますが、だからこそ12城しかない現存天守は、これから先ずっと大切に保存していかなければならないと思わされますし、城ブームの折、この先、再建される施設はきちんとした復元、復興を目指していただきたいものだと思います。きちんとしたものを作った方が、結果的に集客に繋がると思うんですけどね。そして、城マニアの端くれとして思うのは、城の魅力は建造物や、ましてや天守だけではないんだぞというところでしょうか。
この本の最大の読みどころは、あやしい天守としてまとめられているコーナーでしょうか。自分は、仕事の関係で長く茨城県に住んでいたことがあり、あやしい天守の筆頭とも言える豊田城じゃない、常総市地域交流センターの前を車でよく運転しておりました。じゃないのに、その立派なことと言ったら、どうせ作るなら目立ってなんぼ、話題になってなんぼなんでしょうが、調べてみたら30年前ですが建設費用は18億で、総費用は21億だそうです。いわゆるバブルの象徴ですが、作ったからには活用され続けていただけることを願っております。あの2015年の鬼怒川が氾濫した災害時には、避難所として利用され活躍したことは付記しておきます。
そして、出版社は違うようですが、他であやしい天守閣としてまとめられた本も出ており、こちらもひじょうに面白い一冊となっております。こちらもぜひ。
タイトル | 日本の城 天守閣 完全名鑑 (廣済堂ベストムック) |
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著者 | |
出版社 | 廣済堂出版 |
発売日 | 2018-02-05 |
ISBN |
|
価格 | 1728円 |
ページ数 | 159ページ |
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