明智光秀の初心者向けの集大成と言った感じの1冊
オールカラーでとても見やすく、最新研究に基づいている。いわゆる専門書とは一線を画しているので、これといった論は展開せず、曖昧に濁したところも当然多いので、一定の知識があれは物足りない内容かもしれません。
まとめると、初心者には最適でまず最初に読めば間違いはないかと。
オールカラーで書や史跡写真も豊富に掲載されて、読みやすい。巻頭見開きのイラストマップがすごい良かった。ルイスフロイスによる光秀評を前提に、業績を追っていますので、従来伝わってきた光秀像とは違う視点から光秀を想像していけます。信長も然りですが、近年の研究に基づいた人物像による小説が出版されたらいいなぁ。
明智光秀についての最新研究成果がたくさんの写真や図版とともに紹介されています。
先入観をいったん脇に置いて、資料に残る史実を追っていくと、光秀がいかに信長に重用されていたかがわかるし、信長より先に足利義昭と対立するなど、従来の「常識人」というイメージも崩れてくるのがおもしろい。
それにしても光秀くらい著名な武将でも、いまだにわかってないことがたくさんあるんですね。
タイトル | 図説 明智光秀 |
---|---|
著者 | 柴 裕之 |
出版社 | 戎光祥出版 |
発売日 | 2018-11-10 |
ISBN |
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価格 | 1944円 |
ページ数 | 160ページ |
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