攻城団ブログ

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江戸城ガイドツアーを開催しました

先週の土曜日(6/9)に江戸城ガイドツアーを開催しました。
二条城以外でガイドツアーを開催することも、またぼく以外がガイドをつとめることもは攻城団にとってはじめての試みでしたが、梅雨入りしたとは思えないくらいの晴天に恵まれ、充実した2時間のツアーとなりました。
(せっかく持参した雨の日バージョンの「城たび」缶バッジも出番なしです)
総勢29名が参加した今回のツアーの模様をレポートします。

集合場所は大手門脇にあるスペースでした。ぼくとコースケさんは前泊していたこともあり、集合時間より少し早めの9時20分ごろに現地に到着したのですが、続々と団員が集まってきました。

10分前にはほぼ全員が集まっていたので、ぼくから注意事項などの説明だけして、江戸城に入城します。

大手門の枡形で記念撮影をして(冒頭の写真です)、あらためてガイドツアーのスタートです。ここからは今回ガイドをつとめていただいた黒田さんにバトンタッチです。

「江戸城に過去来たことがある人?」の質問に答える団員のみなさん。手元の名簿では29人中23人が過去に攻城済みでした。

二条城のときもそうですが、攻城団の開催するガイドツアーは過去に訪問したことがある方の参加率もけっこう高いです。「見落としたところを教えてほしい」や「通な目線での楽しみ方を知りたい」といった気持ちがあるのでしょうね。
(基本的にははじめて訪問される方向けに案内する内容を構成しているので、どちらでも楽しめるはずです)

大手門での案内を終えて、いよいよ皇居東御苑の中に入ります。

江戸城はほんとうに広大なので確認できる遺構をすべて見ようと思ったら一日では足りないかもしれません。
今回のコースは江戸城の中でも中心部のみを案内していただきます。

「下乗門」の別名がある大手三の門です。ここは初期江戸城における大手門でもありました。
いまは二の丸と三の丸を区分する堀も埋め立てられており当時の様子がイメージしづらい場所になっているのですが、古写真なども使いながら、かつてのこの場所がどんなだったかを紹介していただきました。

名前のとおり「下乗門」で大名たちは籠を降りて歩くことになります。
ここを乗り物で通過できたのは御三家(尾張、紀伊、水戸)と加賀藩主前田家くらいでした。

城内にはいくつもの枡形が設けられていて、門ごとに番所も設置されています。

本丸中心部に近づくにつれて、石垣を構成するひとつひとつの石材も大きくなります。

中之門は2005年(平成17年)から2007年(平成19年)にかけて修復された際に交換された石材が展示されています。

右上のグレーの石が交換されたものです。
(ほかにもいくつかあります)

大手門ではぼくもコースケさんも写ってなかったので、ここで二度目の記念撮影。

いよいよ本丸へ

中之門から先に進むと大番所があります。

さらに進むといよいよ本丸ですが、最後に待ち構えているのが中雀門です。

ここの石は火事で焼けた跡がはっきり確認できます。

本丸に入ってまず向かったのが富士見櫓です。
江戸時代から現存する唯一の三重櫓で、高さは15.5mあります。弘前城の天守(14.4m)よりもサイズはひと回り大きく、本来であれば国宝級なのですが、皇居東御苑は宮内庁管轄のため国宝には指定されていません(宮内庁が管理する皇室財産=御物は、文化庁が指定する国宝の対象外)。

現在、本丸御殿があった場所は芝生の広場になっているのですが、この広大なスペースのほぼ全域に御殿があったと想像するとすごいですよね。
本丸御殿の面積はおよそ37,521m2とのことですから、二条城の二の丸御殿(約3,300m2)が10個以上合体している計算になります。すごいですね。

「忠臣蔵」で有名な松の廊下跡です。

富士見多聞を見学後、芝生を抜けて反対側の本丸休憩所へ。ここで10分休憩です。

再開後はすぐ裏にある台所前三階櫓跡へ。ここは現在、展望台になっていて、丸の内のビル群がよく見えます。ビルの隙間からわずかに東京駅も見えましたね。

広場に戻り、大奥跡を通りつつ、天守台に向かいます。

黒田さんは「江戸城天守を再建する会」の会員でもあるので、復元予想図なども見せていただきました。

天守台の石垣も見どころ満載です。
「明暦の大火」のあとに加賀藩主前田家が築造したこの天守台は江戸城では数少ない花崗岩によるものです。

北桔橋門からいったん皇居東御苑から出て、江戸城の内堀や城内でもっとも高さのある石垣を見ます。
(ぼくは荷物番をしていたので同行せず)

ガイドツアーもいよいよ終盤です。
太田道灌が梅を植えたことから名づけられたという梅林坂を下って二の丸へ進み、汐見坂のあたりまで移動します。

江戸城は都市部にある城でもあり、平地っぽい印象を持っている方も多いかもしれませんが、じっさいには武蔵野台地の東の端(=山の手台地や麹町台地とも)にある「平山城」です。
二の丸から本丸を見上げると高低差がよくわかりますね。

最後は平川門です。

この平川門はいわゆる裏口、勝手口にあたる門でしたが、枡形を構成する一ノ門にあたる高麗門がふたつあるのが特徴で、通常の門とは別に罪人や死人が通るための二つ目の高麗門(不浄門)がありました。

平川門のところに掛かる橋(平川橋)は再建されたものですが、擬宝珠については「慶長拾九年」など寛永や慶長などの銘が彫られています。これらは元がどの橋のものかはわからないのですが、江戸時代から残っているものです。

ということで約2時間、大手門から入って、三の丸、二の丸、本丸へと進み、平川門へ抜けるガイドツアーも終了です。
当日は直前まで雨の心配をしなければならないような予報だったものの、じっさいは30度を超える今年初の真夏日となりました。またスマホの万歩計によれば7000歩くらい歩いてたので、歩き疲れた方も多かったかもしれませんね。
(ちなみに二条城ガイドツアーでだいたい5000歩程度です)

でもふつうに散策しているだけでは気づかないポイントを教わったり、自分の足で歩いてみることで江戸城の広大さを実感できたガイドツアーだったのではないでしょうか。

最後に今回のツアーでガイドをつとめていただいた黒田さんからコメントをいただけたのでご紹介します!

それでは今回の江戸城ガイドツアーにご参加くださった団員のみなさん、どうもありがとうございました!
次回の開催時期は未定ですが、希望者が多ければ検討していきたいなと思っています。

   
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