こんばんは、こうのです。
今回で4回目となる利用者アンケートでしたが、前回の301人を上回る364人の方に回答していただきました。団員かどうかのチェックはしていないのですが、おそらく大半は団員によるものだと思っています。ほんとうにありがとうございました。
この利用者アンケートの最大の目的は、みなさんとぼくらの意思疎通にあると思っています。つまり「ここが気に入っている」という評価はぼくらの想定どおりなのかとか、「こうしてほしい」という要望はすでに検討済みなのかといったことを明らかにするための機会です。そして検討済みだった場合は「なぜやらないのか」「なぜそうしているのか」を説明する機会でもあります。
そもそもサービスというものは全員を満足させることはできません。
色ひとつとっても赤がいいという人と青がいいという人がいるでしょうし、好き嫌いは人それぞれですからどこかで我慢していただく部分が出てきます。でも、だからこそ、ぼくらがなにを考えているのかを定期的に伝えていく必要があると思っています。
全員を満足させることはできなくても、全員に納得していただくことは可能だとぼくは考えているので、そのためにこうしたアンケートを毎年実施しています。
(もちろん日常なメールのやり取りも同様です)
今回もコースケさんとともにすべてのご意見を読ませていただきました。
以下にその集計結果と、いくつかいただいたコメントをピックアップしてぼくらの感想や考えなどをお答えしたいと思います。
まずはアンケートに答えてくださった方の全体のプロフィールを紹介します。
今回の数字と、過去2回の数字を並べました。
今回 | 前回 | 前々回 | |
---|---|---|---|
回答者数 | 364人 | 301人 | 263人 |
性別についてはだいたい男性が7割強といった感じですね。
サイトの訪問者属性で見ると男性が6割強なので少し乖離があります。これは攻城団に入団してまで使ってくださるのは男性のほうが多いということなのかもしれません。
今回 | 前回 | 前々回 | |
---|---|---|---|
男性 | 73.9% | 73.1% | 74.5% |
女性 | 24.2% | 26.9% | 25.1% |
(今回は「答えたくない」が1.9%)
これもほぼ変化がなく、今回も40代以上が大半です。ちなみに最年少は5歳、最高齢は86歳の方でした。
(サイトの訪問者属性で見ると35〜44歳がもっとも多いです)
基本的には毎回、都市部が多くなっているのですが、前回は大阪府が東京都に次いで2位だったのが、今回は愛知県が2位になりました。
これは名古屋城の本丸御殿を借りてイベントやらなきゃいけないかも。
今回ははじめてみなさんの家族構成について質問しました。
同居している家族の人数については、19%(69人)の方がひとり暮らし、78.6%(286人)の方が誰かといっしょに暮らしているということでした(「答えたくない」が2.5%)。
誰といっしょに暮らしているかについては「配偶者(夫、妻)」がもっとも多くて75.3%(204人)、次いで「お子さま」の53.9%(146人)でした。
これまで「夫婦で団員になっている」や「子どもも入団させた」といったメールをいただいたことがありますが、まだまだ夫婦や親子で攻城団を使ってくださってる家庭があるのかもしれませんね。
ここからは各設問について紹介していきます。
だいたい4人中3人くらいは「インターネットの検索サービス」になることはわかってるんですが、今回は「お城にあったポスターやチラシ」がかなり増えました。ちなみに前回までは姫路城にしか置いてなかったので「姫路城のポスターやチラシ」でしたが、やはり全国各地に置いていただいた効果が出てますね。
もっとたくさんのお城に置いていただけるようにしたいですね。
今回 | 前回 | 前々回 | |
---|---|---|---|
インターネットの検索サービス | 75.5% | 74.4% | 71.5% |
友人・知人の紹介 | 4.1% | 6.3% | 8.0% |
ツイッター | 6.9% | 11.0% | 11.0% |
1.4% | 4.7% | 6.5% | |
お城にあったポスターやチラシ | 7.1% | 1.3% | 1.9% |
その他、忘れた | 4.7% | 2.3% | 1.1% |
前回よりまた増えてますね。これはめちゃくちゃうれしいです。
じっさい登録時に「友だちから紹介してもらった」と書いてくださる方もちらほらいらっしゃるのでクチコミが起きていることは把握しているのですが、サービス運営者として、自分たちがいないところで攻城団のことを話題にしていただいていることをなによりうれしく思います。
攻城団のフォローの仕組みなどもうまく使って、友人間の城攻め情報の共有もしてくださいね。
今回 | 前回 | 前々回 | |
---|---|---|---|
はい、あります | 42.9% | 37.9% | 31.2% |
いいえ、いまのところありません | 57.1% | 62.1%% | 68.8% |
「満足」と答えてくださた方が過半数もいらっしゃいました。平均点で見ても前回の「4.21」に対して、今回は「4.48」と大きく上昇しています。
今回 | 前回 | 前々回 | |
---|---|---|---|
満足 | 58.0% | 35.5% | 37.3% |
やや満足 | 33.0% | 44.9% | 47.9% |
どちらともいえない | 8.0% | 16.3% | 13.7% |
やや不満 | 0.8% | 3.0% | 0.8% |
不満 | 0.3% | 0.3% | 0.4% |
「どちらともいえない」の選択肢は、前回「ふつう」としていたので、その影響も若干はあったかなと思います。
(この手の継続的なアンケートでは選択肢の表記や順番を変えるべきではないのですが、攻城団ではより正しい結果が得られるよう微調整しています)
あとこの一年の間にけっこうお城の登録数も増えたし、読み物も増えたし、機能面でもいくつか追加や改良をおこなっているので、前回は「やや満足」と答えた方が「満足」を選んでくださったのかなと分析しています。
前回から満足度を選んだ採点理由を聞くようにしました。
みなさんと間接的に対話するという目的において、もっとも重要な設問でもあります。同じような意見もありますのでそれは割愛しつつ、でもできるだけ多様な意見をみなさんとシェアしたいので100人ほどのコメントをご紹介します。その上で、いくつかピックアップしてぼくの考えなどを説明しますね。
毎回のことですが、こうしたアンケートを実施すると「検索が使いやすい」と「検索が不便」、「情報量が豊富」と「情報が少ない」のように真逆の評価が返ってきます。これは回答者の知識量や、ネット利用経験の多寡によってどうしても評価が異なるのだと理解しています。
初心者の方なら「お城がたくさん登録されている」と満足してくださる一方で、お城に詳しい方なら攻城団のデータ量では不満に思われるでしょうしね。
ぼくらは常にどうすれば(全員とはいわないまでも)より多くの人が満足できるか、満足できない人にも納得していただけるかと考えています。
具体的な話をしたほうがわかりやすいですね。たとえば「検索方法がわからない」という意見があったので、ぼくはそれをスマホで利用した際にキーワード検索がトップページにないからだと推測しました。もともと攻城団をつくったときはパソコンとスマホを併用することを考えていて、スマホは外出時に利用することを前提にしていたためトップページでは「現在地周辺のお城」をボタンひとつで検索できるようにしました。
ただし自宅での利用もスマホやタブレットが中心となってきて、必ずしも外出時にかぎらなくなってきている現状を踏まえて、スマホではアプリ風メニューとして画面の下に「マイページ」や「検索」に簡単に遷移できるようにしました。
情報量についてもそもそも攻城団は初心者向けを謳ったサービスなので、マイナーなお城は団員からのリクエストがないかぎり登録していません。また城の紹介文は200〜300文字程度で、中学生でもわかるように、そして興味を持ってもらえるように書いていますので、詳しい方からすれば物足りないかもしれません。
砦や家臣の館跡までありとあらゆるスポットを登録して件数を誇るという方向性もあるでしょうが、攻城団はそれを選ばなかったというだけです。このことはどちらが良いとか悪いという話ではありません。
もっとも紹介文を読んで興味を持った方が、さらに知りたくなった受け皿として城メモを用意しているのですが、これは圧倒的に不足していることは自覚しています。協力者を募って記事数を増やそうと試みたことも過去にはあるのですがうまくいきませんでした。
この点は今後の課題として認識しているので、来年にはいい方法を考えられたらいいなと思っていますし、また取り組みたいとも考えています。
なお掲載基準についてもいくつかコメントがありました。
そもそも「城」の定義があいまいなので、攻城団としても県や市などが史跡認定しているとか、現地に石碑や標柱があるとか、なんらかそこが「城」であったことが公的に認められているお城を登録するようにしています。一部、吉野ヶ里遺跡や品川台場のように「100名城」の関係で(一般的な城の定義としては曖昧ではありつつも)やむなく登録したものもありますが、これはむしろ例外的なケースです。
加えて城があったことはわかっているものの、個人の所有地になっている場合は掲載可否について地権者に確認を取っているため、残念ながら掲載できなかったケースもあります。ネット上にはこうした城址(私有地)に無断で立ち入ったりしているブログも見つかったりしますが、攻城団に掲載してしまうとそうした不法行為を助長することになりかねないので、今後も掲載できないお城は少なからずあるでしょう。
この点は攻城団がWikipediaのような事典ではなく、あくまでも訪問履歴を記録するためのサービス――すなわち現地を訪問することを推奨してしまう――であるため、ご理解いただくしかありません。
意図的に批判的な意見を取り上げましたが、過半数が「満足」と答えてくださっているように、賛辞が大半を占めていたことは明記しておきます。
だからといって少数の意見を無視することはありません。もちろん多数が満足されている以上、少数の意見を過大評価してやみくもに修正することもありませんが、きちんと意見はひとつずつ個別のものとして受け止めて検討しています。
せっかくなので好意的なコメントもいくつか紹介しておきますね。
ぼくらの運営姿勢を褒めていただいたり、居心地がいいと評価してくださるコメントは複数人が書いてくださっていました。また、登録リクエストや写真投稿などで自分たちが運営に関われている、いっしょにサイトをつくってる実感が持てる、といったコメントもけっこうありました。
サイトを通じてぼくたち運営者とつながっていると感じたり、ほかの団員とのつながりを感じたりすると書いてくださってる方も多かったです。「訪問はいつもひとりだけど、仲間と一緒に楽しんでいる気持ちになれる」というコメントは読んでてちょっと感激しました。
検索が使いづらいとか、攻城記録を残すのにいちいちお城のページを表示しなければならないのが面倒だとか、個別の機能や使い勝手については不満の声もあったものの、全体としては満足してくださっている方が多いなと感じました。
もちろんこうしたアンケートは満足された方か、よほど不満の大きい方しか回答しないので、好評価が目立つ傾向にあるものの、前回との比較においても(点数の平均値だけでなくコメントの内容を見ても)満足度は上がっている印象を受けました。
ほんとはもっともっと個別にコメントしていきたいんですけど、キリがないのでこのくらいにしておきます。
たとえば「お城のページからしか攻城記録が残せない」のは、同名のお城がけっこうあるのでほんとうにそのお城でまちがいがないか逐一確認していただきたいからです。いちおうたいがいのことは考えた結果としての現状があるので、もし自分が書いた意見にちゃんと理由を答えてほしいという方がいらっしゃったらこの記事のコメント欄でもメールでもかまいませんのでご連絡ください。
最後に、この結果を見て「そういえばこんなことも伝えたかった」とか「書き忘れてたけどこれも要望したい」というご意見があれば、それもあわせてコメント欄かメールで送っていただけるとうれしいです。きちんとお答えしたいので。
これも毎回伺ってる質問ですが、みなさんがどういうところに注目しているのかがよくわかるのと、ぼくたち自身が「攻城団はこういうサイトなんです」と紹介しなきゃいけないシーンがあるのでそのときの参考にさせていただいています。
それこそコメントの中にもありましたが、最近は「お城の食べログみたいなサイトです」と紹介するとイメージしてもらいやすかったりしますね。
しかも今回は約43%の方が誰かにクチコミした経験があるとのことだったので、じっさいにご自身が他の方に紹介した際の内容を書いてくださってる方もたくさんいました。こういう実体験に基づくコメントはほんとうにありがたいです。
以下に一部だけ載せますね。
やはりここにも「初心者向け」「マニア向け」という真逆の意見がありました。でもこれはおそらく攻城団のレベルがほんとの初心者にとっては十分詳しい内容で(マニア向け)、中級者以上にとってはやさしすぎる(初心者向け)ということなんだと思います。
そしてこれはぼくらが目指したとおりのレベル設定でもあります。ぼくらはお城に興味を持つ人を増やし、お城めぐりを趣味にする人を増やすことを目標にしています。だから対象はいつだってレベル1の初心者です。もし攻城団の情報が物足りなくなったり、初心者向けに見えるようになったら、それは自分が初心者を卒業したんだと思ってほしいですし、願わくば自分が学んできた知識をシェアする側にまわってほしいです。
「小学校の校長先生に息子がチラシを渡していました」なんてのもありました。
最高ですね。校長先生の反応もぜひ知りたいところですが、お城めぐりは老若男女、世代も性別も関係なく楽しめる趣味だということがよくわかるエピソードです。
「教えたいけど教えたくないサイト」というコメントもありました。もちろん冗談なのは承知していますが、攻城団は利用者が増えるほど現地情報や写真などがたくさん集まるので、どんどん紹介してくださいね。
みんなでお城めぐりを楽しみましょう!
この質問は今後攻城団の広告を出すならどんな雑誌があるか、あるいはどんな雑誌に出稿している広告主に攻城団をアピールすればいいかを知る参考になるかなと思って聞いたのですが、あまりに幅広かったのと、「とくになし」「読まない」が多くて参考にはなりませんでした。
(よく考えてみたらぼくもここ数年は雑誌を買わなくなってしまったし)
ただぼくがまったく読まない系の雑誌(クルマ雑誌や音楽雑誌など)や、女性誌を挙げてくださってる方もいて、お城めぐりを趣味にする人たちというのは裏を返すとそれ以外の共通点がほとんどなくて、それってとてもおもしろいことだし、仲良くなればほかの趣味にもつながっていく可能性があって素敵だなと思いました。
現在検討している大評定(団員総会)についての参加意向を質問しました。
回答者の居住地の分布を見ればだいたい首都圏か、大阪〜名古屋あたりで開催するのがいちばん集まりそうですけど、場所を問わず参加したいといってくださる方も多くて驚きました。
まず最初は来月ぼくの地元でもある京都で開催する予定ですが、将来的には団員みんなで集まれる機会を年に1回、団員以外も参加できるツアーやセミナー系のイベントを毎月または隔月くらいのペースで開催していけるといいなと思っています。
具体的な内容についても聞いています。「わからない」「思いつかない」といったコメントもありましたが、かなりの方が希望を書いてくださっていました。
全体的な印象としては「初心者でも参加できるようなイベントにしてほしい」という声と、「ほかの団員と会って話したい」という声が多かったです。
そして「敷居が高くないといい」「人見知りするので不安」といったコメントもたくさんありました。これについては自信を持って「安心してください」といいたいです。というのもぼくも知らない人と会うのは(ひどいときは翌日疲れて寝込むくらい)緊張するほうなので、そういう方でも参加しやすいイベントにするようがんばります。
攻城団はぼくが自分がほしいサービスとしてつくりました。同じように攻城団が開催するイベントはすべてぼくが参加したいと思えるものにするつもりです。それは初心者が楽しめる内容で、初参加の人でも疎外感を感じず、また参加したいなと思って帰ることができるようなイベントです。
しばらくは試行錯誤がつづくかもしれませんが、その都度、参加された方々の声にも耳を傾けて「攻城団らしいイベント」のカタチをつくっていけるといいなと思っています。
今回もたくさんのご意見・ご要望をいただきました。ほんとうにありがとうございます!
以下にその一部を紹介しますが、ぼくらはすべて読ませていただいてます。個人的には「団長公記」をけっこうたくさんの方が楽しみに読んでくださっていることに驚きました。
ぼくらはいつも画面の向こう側にいるみなさんのことをイメージしながら運営していますが、それでもこうして直接いろんなメッセージをいただけるといつも以上にリアルに実感できますね。
前回のアンケート実施後に、「いまやること前提で検討してます」と書いたのは「ツアーの企画(と実施)」「グッズ制作」「セミナー開催」で、このうちグッズについてはすでにオンラインショップで販売をはじめています。
ツアーはぼくらが主体ではないものの七尾城で東雲高校の高校生ガイドといっしょに開催することができましたし、来月二条城で開催予定です。セミナーはまだ手つかずですが、けっこう具体的に話を進めているのでそう遠くないうちに発表できるでしょう。
アプリの要望は毎回いただきつつ、毎回断っていて恐縮ですが、現状ではアプリをつくる予定はありません。技術もいろいろ進化してて、チェックもしているのですが、たぶんみなさんもアプリをそんなにダウンロードしてないと思うんですよね。立ち上げてるアプリもかぎられてますよね。
人手やお金の問題もありますけど、アプリについてはそれ以外の理由でやらないという判断をしています。
(むしろ人手の問題でやれてないのはFacebookやInstagramなどSNSの活用ですね)
「写真をまとめてアップしたい」という要望も複数の方からありました。気持ちはとても良くわかりますが、これも対応予定はありません。
なぜかというと、攻城団は写真一枚一枚を慎重に投稿していただきたいからです。タイトルを必須にしているのもそのためです。「写真を保存するサービス」であればタイトルもスマホやデジカメが自動でつけた「IMG001.jpg」みたいな無機質な連番でいいのでしょうが、攻城団はちがいます。ちゃんと「本丸跡の土塁」とか「天守(西から)」とつけてほしいのです。それは「自分以外の人とシェアするサービス」だからです。
基本的に攻城団は「誰ともかかわらずひとりで使える」サービスとしてつくっており、なので攻城記録についてはメモを公開するか選べるようにしています。でも写真の機能については100%公開を前提に受け付けています。
「複数枚アップしても、ちゃんとぜんぶにタイトルつけるよ」という方もきっといらっしゃるでしょうが、ぼくがこれまでいろんなサービスを見てきた経験上、それは少数派だと思うので、現状のままでいいと考えています。
その結果(たくさんアップするのが面倒だから)厳選した3枚だけアップする、ということでもぜんぜんオッケーです。みんなが厳選した写真をアップしあえれば、きっと素晴らしいフォト・ライブラリーになると思います。
また永続化についても多くの方が心配と応援のコメントを書いてくださっていました。
なんとか法人化して一年が経過したわけですが、まだオフィスもなければ、社員も雇えていないので、ぼくが死んだら終わっちゃう状況は変わっていません。ただ可能性はすごく感じていますし、うまくいきそうな気もしています。
あとはサポーターとして寄付する以外の貢献方法を用意してほしい(グッズを増やすとか、有料コンテンツとか)というご提案もいただいていますので、今後はグッズ販売にも力を入れたいですし、ツアーやイベントなどみなさんが攻城団を直接支援していただける機会をもっともっと増やしていこうと考えています!
とりあえずひとつだけ対応しています。
ご意見の中にあった「天守がなかった城なのに、天守の階数や天守の高さといった項目があるのは無意味だから非表示にしてほしい」というのに対応しました。
ぼくは「データがない(未入力)」を表示するのも重要だと考えて設計しているのですが、たしかに永遠に入力されることのない枠なので消しても問題なかろうと判断しました。仮に天守があったという発見があれば、そのときデータを入れれば表示されますしね。
ほかにもいくつか対応予定や検討中のものがありますが、慎重に判断して決めたいと思います。
それでは以下、ふたりからそれぞれコメントさせてください。
アンケートにご回答いただきましたみなさん、貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございました。このコメントを書くにあたって前回のレポートを読み返していたのですが「法人化する前だったんだ!」と気づきました。
印象に残ったのは、攻城団をお城めぐりの記録づけに活用されていると同時に、みんながつけた評価の累積(平均点)や公開されているクチコミを見て参考にされている――まさにぼくたちが活用してほしいと期待しているとおりに使っていただき、喜んでいただいているコメントが多かった――ということです。記録をつける機能を提供しているのだから「当たり前」と思ってしまいそうですが、定期的に活用してもらえるサービスってそうそうないと思うのです。
ひとつのお城の情報が充実してくると攻城計画(複数の城をめぐるルートなど)がとても便利になる、バッチ企画も収集欲をくすぐる、駐車場や登城ルートなどがクチコミでわかる点もよい――というコメントをいただきましたが、計画を立てるのにも便利に使っていただいているようです。
毎日使う必要もなく、お城に出かける前後というかぎられた機会に使うくらいなのに、本当にありがたいコメントがたくさんありました。
こうした活用方法について書かれているコメントを読むことは、営業的な領域を担当しているぼくにとって「なんとかこの声を全国のお城がある地域の観光を担当されている方や組織に伝える方法はないかな」と再考するきっかけにもなっています。
お城めぐりに攻城団を利用され「情報が充実して便利!」という温かいコメントの裏側は
ということも考えられます。
攻城団では基本的な情報は、編集部が用意しています。そのお城に攻城記録が蓄積されていくことで、情報のシェアがおこなわれていきます。そこからのプラスアルファ、つまり基本情報以上のこと、見どころ案内やアクセス案内、観光スポット、その地域の名物といった城メモ記事や、城たび=観光モデルコースなどは自治体や観光協会、DMO候補法人といった方々からの情報をベースに(一部は協賛記事として)掲載する仕組みになっています。
最近ではイベント情報+プレゼント企画といったカタチで、地域発の情報を発信する記事もはじまりました。
こうした情報が充実していくほど「次にいくお城」「また行きたいお城」の候補になりやすいのは事実です。昨年から取り組みがはじまっている七尾城プロジェクトがいい例で、1年前の情報と現在の情報は質も量もまったくちがいます。そのぶん「七尾城」について知った方、訪問された方が増えています。
情報の量を増やして質を上げること、イベント情報をタイムリーに発信し、どういうイベントだったのかレポートが蓄積されていくことで、そのお城の認知度は飛躍的に高まります。ぼくらは情報に触れることによって「お、このお城に行ってみようかな」と思って攻城計画を立てるわけですから。
このサイクルをもっと各地の自治体、観光協会の方々に伝えていかないといけないなと、ひとつひとつのコメントを読みながら考えていました。
もちろんまだまだ基本情報が不足しているお城もあります。城メモがまったくないお城もあります。使い方についての、厳しくも温かいご指摘もすべて読まさせていただきました。その上で今期は「お城めぐりの情報を求めている人がこんなに大勢いるんです」と各地の方々に伝えていく活動を、ぼくは進めていかなければならないなと考えています。
また前回は団員同士で交流したい、ツアーを企画してほしい、といったコメントをよく見かけました。そこで今回は大評定(団員総会)の開催を計画していることもあって、イベント内容に期待することと、じっさいに参加できそうかどうかを質問させてもらいました。
内容についてはグループディスカッションや交流会、ふだんは入れない場所にいきたい、城めぐりツアーをあわせておこなってほしい、など多彩なご意見をいただくことができました。
去年はツアーやセミナーなどリアルなイベントについては、文字通り暗中模索のまっ最中でした。今期は不定期になると思いますが、何回か街歩きや、イベントを開催する計画を団長と話しあっています。
ぼくたちは旅行業の免許をもっているわけではないので、「できる範囲で」と「旅行業の方々と協力しあって」の開催になると考えています、イベントの際にはお城をお借りしたり、地域に協賛いただいて共同イベントとすることなどを考えています。またツアーについても旅行業の方々との協力関係のもとにいろいろ試行錯誤しながら、進めていくことを計画しています。
その先には、各地方ごとに支部をつくって、常にどこかでイベントや、お城めぐりツアーが開催されているということが実現できればなと考えています。コメントから感じる、みなさんが想像しているような世界を実現していくために、まずは「何を優先的に進めていけばいいのか」を改めて考えるきっかけになりました。
1年前は法人化する直前でしたが、今回は第1期が終了して第2期に入ったばかりです。1年前と比べると、実現できたことは少なからずあります。でも実現したいことはさらに増えています。
「やりたいこと」と「やれること」と「やらなければいけないこと」、そして「やってはいけないこと」と「やりたくないこと」がずいぶんと整理されてきました。みなさんのコメントを読ませていただいて、整理された内容がかけ離れていないんだなと確信できたことは大きな自信につながります。
いままでがそうであったように、攻城団を愛してくれているみなさんに感謝しつつ、これからもいっしょにお城めぐりを楽しむために、永続化プロジェクトの目標でもある「居心地のいい場所」でありつづけるようがんばります。
月並みですが、日々ベストを追いつづけていきますので、これからもご支援をお願いいいたします!
毎回ほんとうにたくさんのコメントを書いていただきありがとうございます。
みなさんが時間をかけて回答してくださった以上、ぼくらも集計して流し読みして結果発表、みたいに軽く扱うつもりはなく、きちんと数日かけてひとつずつコメントを受け止めながら「やる(すぐに or そのうち)」「やらない」を判断しました。
読んでいてうれしかったのは「自分はこうだけど、みんながそうとはかぎらないので......」と自分の希望を押し付けず、全体最適を目指してほしいというニュアンスの声がかなり多かったことです。
これは攻城団の運営スタンスと近くて、みなさんに「攻城団らしさ」を理解していただけていることを実感できました。
ぼくは、攻城団がなかった世界と、攻城団がある世界で、いま(つまり攻城団がある世界)のほうが少しでもプラスになるようにしたい、自分が生きた証として誰かの人生を、あるは世の中の幸せの総和を1ミリでもハッピーな方向に動かしたいと考えています。
みなさんから日々届くメールやこうしたアンケートはそれを確認する機会でもあり、毎回勇気づけられています。
チラシの効果がはっきり出ているのはうれしい結果でした。
満足度の平均点も前回を上回っていて、これもうれしかったです。「満足しているけど今後の期待を込めてマイナス1点」というコメントもあって、「いやー、それは満点つけてくださいよー」と思ったりもしましたが、そうした期待ゆえの減点が含まれての結果だと踏まえれば、かなりの方々に満足していただけているのだと思っています。
もちろんサービスの改善は今後もずっとつづけていきます。
みんなに満足してもらおうとあれもこれもと機能を増やしてしまうとどんどん操作がむずかしくなるので、だったら使いやすさを犠牲にしても誰でも初見で使えるようにしたいし、正確さを重視して長文を書くよりも歴史に親しみやすくなるよう単純化してわかりやすい文章を書くことは今後も変わらないでしょう。
ぼくはいまでもお城めぐりをはじめた2008年(平成20年)のときの気持ちをおぼえているので、あのときの自分がほしかったものをいまでもつくりつづけています。
また一年後くらいにアンケートを実施しますが、それまで待つ必要はありませんので、なにか思いついたことがあれば、いつでも何度でもお問い合わせフォームからご連絡ください。
これからまだまだ機能も増えるし、ツアーなどのイベントも開催していきます。でもいまの居心地の良さや、みなさんとの距離感は変えずに運営していきたいと思っていますので、今後ともいっしょに攻城団を育ててくださいね!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
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