明日から新連載がはじまります!
連載タイトルは「榎本秋の『城に歴史あり!』」です。
榎本秋さんはこれまでに歴史関連書籍を多数出版されており、また福原俊彦名義で時代小説も発表している作家です。
じつは10年以上前の話になりますが、ぼくは榎本さんと同じ職場で働いていたことがあります。当時は彼が作家になるなんて予想できなかったし、彼もぼくがお城のサイトを立ち上げて法人化するなんて思いもしなかったでしょう。お互い、当時とはぜんぜんちがうフィールドまで歩いてきてまた再開したという、ちょっと縁を感じる相手です。
榎本さんが歴史、とくに戦国時代について本を書いていることは知っていたので、いつかお仕事として執筆をお願いしたいと思いつつ、ようやく実現できました。当人だけの感想ですけど、こういうのってうれしいものですよね。
今回の連載では「合戦」について書いていただいています。
攻城団では全国各地にあるお城をいろんな切り口で紹介しようとしていますが、今回はその城で起きた合戦エピソードを切り口にしました。すでにぼくは原稿を読んでいますが、数分で読める程度にまとめてもらっているので、とても読みやすいです。
(「団長公記」よりちょっと長いくらいです)
合戦の舞台になったからといって、必ずしもメジャーなお城ばかりではありません。まだ公開する順番は決めてないのですが、香川県の植田城なんていう通なお城も登場しますよ。
攻城団の写真はすでに多くの方の城めぐりのきっかけになっています。
これからはさらにこうした読み物をどんどん増やしていって、次に出かけるお城候補として「お気に入り」に登録してもらえるようにと考えています。
(ぼくももうちょっと書かないといけませんね)
最後に榎本先生からコメントをいただけたのでご紹介します!
toproadさんが城がたり「よくわかる小牧山城」を企画してくれました。愛知県小牧市と調整してくださり、学芸員の方にZoomで話していただけることになりました。小牧山城の歴史、発掘調査の成果など、いろんな話が聞けると思いますのでぜひご参加ください。
つづきを読む昨年に続いて第6回目となる団員総会を開催したのでレポートを書きました。今年は去年と同じ会場でしたが、内容はかなりアップデートしています。とくに「お城ビンゴ」は盛り上がったので、今後の定番ゲームにしていきたいですね。来年はさらに多くの団員と集まりたいです。
つづきを読む美濃守護・土岐氏の庶流である久々利氏の居城、久々利城にも攻城団のチラシを置いていただきました。可児郷土歴史館と久々利地区センター、さらに可児市観光交流館で入手可能です。
つづきを読む小栗信濃守によって築かれた本陣山城(御嵩城)にも攻城団のチラシを置いていただきました。「東美濃の山城を制覇せよ!」キャンペーンの缶バッジ受取場所でもある、御嶽宿わいわい館で入手できます。
つづきを読む土岐明智氏の居城であり、戦国時代にはその一族である妻木氏の居城になった妻木城にも攻城団のチラシを置いていただきました。もとてらす東美濃で入手できます。
つづきを読むあなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。
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私は普段、榎本秋名義で歴史関係をはじめとする紹介・解説本を書いたり、福原俊彦名義で時代小説を書いたりしています。
今回は攻城団さまのお誘いを受けまして、様々な城にまつわる合戦のエピソードを紹介する連載をさせていただくことになりました。
城には色々な楽しみ方がありますよね。下から眺める、石垣や門などのディテールを楽しむ、天守閣からの眺めを楽しむ。展示物を見て歴史に想いを馳せるのも良いし、公園・行楽地化している城などは賑わいを楽しむのも一興です。
そんな楽しみ方のひとつに、「かつてこの城で起きた出来事に想いを馳せる」というものがあります。
城は歴史上、様々な役目を与えられてきました。近代に入ってからは行政拠点としてのそれが大きくなりましたが、やはり長く役目として背負ってきたのは戦争のための拠点として、ですよね。そのため、幾つもの城が合戦の記憶を持ち、その中には大変にドラマチックなものも複数あります。
今は賑やかに、あるいは穏やかに、そしてもしかしたらひっそりと時を過ごしている城や城跡で起きた、血湧き肉躍るドラマ。それらに想いを馳せつつ城を歩くのもまた、城好きの楽しみのひとつでしょう。
そんな楽しみ方の一助になれればと思い、あれこれと書かせていただきます。