攻城団からのお知らせ

攻城団の各種お知らせ用のブログです。毎月のレポートや新機能のご紹介など、スタッフからのサイトに関するご連絡はここに書いていきます。

【寄稿】「井平城の戦い」についての考察記事(その1「武田軍の鉄砲戦術」)

井平城址のある浜松市北区引佐町伊平地区にお住まいの池田さんが書かれた記事を転載させていただきます。内容はとても興味深いです。「長篠の戦い」よりも数年早い「井平城の戦い」の際に武田信玄の軍勢が鉄砲を有効に使っていたとか、「長篠の戦い」での作戦も信長の考案じゃなくて、この敗戦の経験から徳川方が提案したのではないかという話はたしかにその可能性は十分あるかもと思いました。

最初に鉄砲を効果的に戦いに活用した人物は誰か、と考えるとき、西暦1575年6月29日「長篠の戦い」で武田騎馬隊を阻止する為、土塁に馬防柵を立て、鉄砲による玉込めによるロスタイムをなくす「三段撃ち戦法」を考え行ったとされる織田信長を思い出します。

提供:いだいら観音の里

しかし、西暦1570年~1572年「元亀の乱」の際、「井平城の戦い」の時、既に武田軍が有効かつ効果的に鉄砲を活用していた形跡があるのです。「井平城の戦い」の中で最も激しい戦闘があったとされる「仏坂」にある「古墓(ふろんぼ)」には、徳川方の武将であります、井伊飛騨守や、愛知県新城市山吉田の鈴木家の当時一線から退いておりました鈴木重勝の三男、鈴木権蔵重俊(行年22才)を含め多くの武将が葬られております。

提供:いだいら観音の里

ここで注目されるのは、井伊飛騨守や鈴木権蔵重俊に致命傷を与えた原因なのです。井伊飛騨守は、鉄砲に的(あたり)戦死、鈴木権蔵重俊も頬当(ほおあて)の下菱縫に鉄砲を受け討死した。とあります。
つまり皆、武田軍の鉄砲により亡くなっているのです。

提供:いだいら観音の里

武田軍と言うと騎馬軍団というイメージが強いのですが、長い期間、馬を移動する場合
その食料は、人間の数倍の量を必要とされます。ですから騎馬隊とはいえ、馬の数は知れております。当時、武田軍は最強の軍団であると評判が高いのですが、その戦い方とは、騎馬と鉄砲双方を効果的に使った戦術であった様です。

話は、「長篠の戦い」に移ります。
鉄砲の威力を十二分に把握をしております武田軍が、織田・徳川連合軍が鉄砲を持って待ち構える処に、「騎馬隊」だけで勝てると思うはずはありません。
最近の調査で「長篠の戦い」の様子が分かってまいりました。
軍勢は武田軍の1万5千に対し、織田・徳川合軍は3万8千で有ったとされます。
馬防ぎの柵を2重3重につくり、武田軍の騎馬による効果を無くし、更に、そのうしろに鉄砲隊を控えさせたという、数にまさる織田側が、まず、柵で動きがとれない武田軍を弓矢や槍そして武田軍に勝る数の鉄砲で攻撃する作戦だった。つまり戦闘員の多かった為、織田・徳川連合軍が圧勝したということです。ですから「長篠の戦い」の戦術は、武田軍の戦術を身を持って経験した徳川方から出されたとする確率が高いのです。

この記事は転載です
この記事のオリジナルは以下にあります。リンク先にはつづきも公開されていますので、ぜひ訪問して読んでみてください!

   
この記事のURLとタイトルをコピーする
これからあなたが訪問するお城をライフワークとして記録していきませんか?(過去に訪問したお城も記録できます)新規登録(登録は無料です)

最新記事

柳川城のチラシが新しくなりました

  • チラシ設置報告

柳川城のコラボチラシが新しくなりました。柳川市観光案内所および柳川よかもん館で入手できます。

つづきを読む

推しキング「夏休みの旅行にオススメのお城」のご案内とお誘い

  • 城がたり

城がたりの派生企画として「推しキング」というプレゼンバトルイベントを開催したいので、みなさんの参加を大大大募集しています!(今回はギャラリーとして聞くだけの参加もOKです)

つづきを読む

城がたり〈ちょっとわかる忍者の実態〉を開催しました

  • 城がたり
  • 開催レポート

先週土曜日に「攻城団歴史講座・城がたり〈ちょっとわかる忍者の実態〉」を開催しました。今回は忍者をテーマに各自が本を読んできて発表するというスタイルでしたが、知識だけでなく疑問点なども共有することでより楽しくて満足度の高い勉強会になりました。今後もいろんなテーマでやっていきたいですね。

つづきを読む

自分のコレクションをフォルダで管理できるようにしました

  • お知らせ

ご自身のコレクションアイテムを分類するためにフォルダ機能を追加しました。いろんな活用法が考えられると思うので、ぜひ使ってみて感想を聞かせてください。

つづきを読む

ご当地缶バッジコレクションを公開しました

  • お知らせ

全国御城印コレクション、コラボチラシコレクションにつづき、コレクション機能を使って全国各地のお城とオンラインショップで販売中のご当地缶バッジの所有状況を管理できるようにしました。すでに利用できるようになっていますので、ご当地缶バッジをお持ちの方は自分が入手済みのものを登録してみてください。

つづきを読む

記事の検索

あなたのお城巡りをより便利に快適に、そして楽しくするためにぜひ登録してください。

新規登録(登録は無料です)

フォローしませんか

攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。
(フォローするのに攻城団の登録は不要です)

フィードバックのお願い

攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック

読者投稿欄

いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する

トップへ
戻る