左手の高台が本丸跡なので、この土塁は空堀を構成するものなのだと思います

本丸は二の丸から見て一段高くなっています

二の丸南東水堀のところに案内板が立っています

城址碑は民家の下に立っていて、民家は道からは少し高くなっています。城址碑の左手に進むと用水路が民家に沿って通っており、堀跡のような雰囲気でした

周りは荒地と畑でした。荒地が郭跡なのかもしれませんが、平城のため判断は難しいです。

八幡塚古墳は前方後円墳で石で補強されており、土の古墳とは違う趣でした

城址から南に行くと保渡田古墳群があります。大きな古墳が複数確認できます。
井出二子山古墳は前方後円墳に中島と呼ばれる円状の場所が4箇所あります。これは、もう一つの八幡塚古墳とこの二つにだけ見える特徴のようです

天子塚古墳は物見台のあった場所です。撮影場所のところに案内板がありました

千葉の市原(上総)にも古墳群が常陸太田(常陸)にも同様に前方後円墳の古墳群があるようです。

写真の整理をしていて、上野に上野守が存在しないのは親王任国だったからって、話をふと思い出しました。保渡田だけでなく総社にも古墳が多く残っていて、それも前方後円墳であるとか大和朝廷の影響が強くない限り、形状が同じ古墳を作るという発想はなかなか持たないと思います。常陸、上総も同じ傾向なのだろうか?

ここは笹曲輪と西帯曲輪の堀切箇所です。笹曲輪の北側は二重空堀状になっています。かなり深さの違う堀ですが、明らかに二本の堀が通っています。笹曲輪の南側も北郭との間に深い空堀が通っているため、防御を強化していたものと思われます

正面に見える土塁状の箇所は帯曲輪のようです。この両側には空堀が通っており、左手の空堀は二の丸から三の丸に続く長い空堀に右手の空堀は北郭を囲む空堀です。写真右手からは本丸と北郭の間の空堀がここで合流しています。奥に見えるのが笹曲輪で、笹曲輪とこの帯曲輪は堀切で分割されています

北郭のさらに北側には空堀を挟んで笹曲輪がありその先にも空堀があります

平削地の奥の高台が本丸跡です。写真では本丸から直接降りるルートがのように見えますが、写真左側の東腰曲輪経由で、本丸から降りてくることができます。この周辺の空堀群は圧巻です

二の丸には本丸を分ける空堀があります。写真高台が本丸跡で二の丸は右手後方に結構な広さで広がっています

二の丸の西側には空堀があり、これは三の丸の西側まで通っています。

木橋のある三の丸の登城口より奥の駐車場から入ると二の丸と三の丸の間の堀切のところに出ます。ここは、東下段の腰曲輪になります。

写真左手奥が二の丸で虎口が見えます。現在地点は袋郭への道で、袋郭は細長い郭でした。写真右手方向はお城の西虎口だったようです。

写真左手後方奥の藪の先が三の丸。写真後方に本丸があります。土塁の反対側は袋郭との間の空堀です

正面の土塁が高くなっているところが三の丸の物見台跡になります。三の丸は背後にありますが、藪となっています。写真は堀底から撮っており、左手が本丸。右手が二の丸になります。