福島正則が築いたと考えられる石垣には、刻印が刻まれているものがあります。

広島城の天守は五層五階の大天守を中心に、三層三階の南小天守と東小天守がそれぞれ廊下と呼ばれる渡櫓で連結はされていたそうですが、小天守2基は明治初期に失われたそうです。

天守台がゆがんでいるため、それにともない、第一層と第二層の形もゆがんでいますが、第三層で修正され、第五層でほぼ正方形となっているそうです。

昭和33年(1958)の天守再建に際して、もと天守柱下の礎石を掘り起こして原型のまま移したものだそうです。

明治27年(1894)8月に日清両国に戦端が開かれたとはのち、それまでに山陽鉄道が開通していたことや宇品線を擁するといった諸条件により、同年9月広島市に大本営が移されることとなり、広島城内にあった第5師団司令部の建物が明治天皇の行在所とされ、大本営が設けられたそうです。

明治元年(1868)12月、明治維新の戊辰の役において陣没された高間省三命以下七十八柱を、二葉の里に新しく造営された「水草霊社」に奉祀されたのが創建だそうです。

防空作戦室の隣にある石碑で、毎年8月6日午前8時より、この地で原爆死没者の追悼式が執り行われているそうです。

爆心地から約700m地点で、広島城には半地下式の防空作戦室が設けられており、原爆投下直後にここの軍事用電話を使って、女学生が広島壊滅の第一報を伝えたそうです。

本丸下段より撮影。現在の中央公園バス駐車場一帯は三の丸の一部で、藩主をはじめ身分の高い侍の屋敷地で、この駐車場付近には大石内蔵助の三男大三郎の屋敷があり、赤穂事件後、広島藩は大三郎を好待遇で迎え入れ、大石内蔵助の妻リクも住んでいたそうです。

本丸下段より撮影。長方形を基本とする現在の内堀の外周には、なぜか角に加工されているところがあります。

本丸をつなぐ土橋をはさんで直線になっておらず、東側の方がやや南にズレているそうです。

原子爆弾の投下により中御門は焼失し、門とともに櫓台の石も焼け、赤く変色しひび割れています。

中御門跡の石垣にはめ込まれており、城跡内で最大だそうです。

二の丸から土橋を渡った先にあります。

二の丸内部にあり、番所とあわせてもっとも重要な本丸を守る馬出と呼ばれる機能を果たす区画となっています。

二の丸内部にあり、江戸時代後期に広島藩が作成した絵図をもとに、整備されています。

木造二重二階隅櫓。入母屋造、本瓦葺で、櫓台の石垣がゆがんでいるため、1階もそれにあわせてゆがんでいるそうです。

木造一重隅櫓。入母屋造、本瓦葺で、表御門に隣接しており、ここから中に入ることが出来ます。

木造一重渡櫓。切妻造、本瓦葺で平櫓と太鼓櫓を結んでいます。

御門橋は二の丸と三の丸を結ぶ橋で、実はまっすぐでなく、三の丸に向かってやや南に軸がズレているそうです。奥にあるのが表御門です。