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デュラけんさん
墨染の鎧 上 (文春文庫)

戦国時代に僧侶でありながら軍師の働きをし、下克上の世の中を生き抜いていった安国寺恵瓊(あんこくじえけい)の生涯を描いた物語です。
安芸武田家に生まれ、毛利家に攻められお家は滅亡して出家。
その毛利家の外交僧となり、才覚を認められて、戦国乱世に飛び込んでいく。
安国寺恵瓊を中心に、戦国時代初期より関ヶ原の戦いまで、戦国時代の各々の戦いが描かれており、改めて流れを理解できました。
城と一緒に各武将の紹介をしてくれているので、過去に攻めたお城ででも、もう一度行ってみたくなりました。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
【新装版】 戦国武将100 家紋・旗・馬印FILE

戦国武将100人の家紋・旗・馬印がオールカラーで掲載されています。
家紋は定紋の他に裏紋も掲載され、由来なども書かれているので勉強になりました。
陣旗・馬印はサイズ感が分かるように人物とともに描かれています。武将により個性あるデザインが面白く、これらの旗がひるがえっていた合戦場を想像するのは楽しいです。合戦絵図を見る際の資料としても参考になります。


デュラけんさん
決戦の時 (遠藤周作歴史小説集)

遠藤周作先生、戦国三部作のうちのひとつで、若き時代の織田信長からはじまる歴史小説です。

肉親が殺し合う戦国時代、うつけ者と謗られながら、弟の信行を溺愛する母の愛を十分に受けられず、孤独で自分以外の誰も信じられなくなり、自分に逆らうものは徹底的に排除する魔王と呼ばれる過程が、わかりやすく描かれております。
反面、唯一人心を許した年上の恋人、吉乃との交情、母への気配り、妹お市の方への対応と、女性には優しい一面も描かれており、人間の多面性を考えさせられました。


niwanoagataさん
夕雲の城外伝 猿啄の春

この本は夕雲の城の外伝の漫画で、夕雲の城本編の少し前の戦いを舞台にしています。
前回は局面に立たされた武将たちの苦悩を描いたように感じましたが、今回はその裏側に隠された農民や落城側の悲劇と言った構成です。
本編と同様非常にオススメです。


niwanoagataさん
夕雲の城

城郭系漫画の最高傑作。
漫画の内容も素晴らしい上に、後半には非常に詳しい解説があり、解説書としてでも有用。
特に良かったのが漫画の内容で、いわゆる漫画と違って当時の様子が手に取るように分かるほどで、当時の人々の様子や合戦の様子がとても忠実です。子供だけでなく大人も十分楽しめる内容だと思います
市が作った本なので入手方法に注意


niwanoagataさん
城館調査の手引き

非常に良かった。
基本からかなり詳しい内容まで説明してあり、城郭史の教科書と言っても過言ではない。
基礎から確実に学べるので城好きの初心者には必読の書です。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
地図と読む 現代語訳 信長公記

「現代語訳 信長公記」の地図入り版です。本文中の随所に地名入りの地図が挿入され、場所を確認しながら読めるので分かりやすくなっています。
信長公記は派手な物語とは違い、淡々と記録が記されているのみですが、かなり細かく書かれているので読み応えはあります。淡々とした中にも時折、太田牛一主観の興奮した記述があるのが面白かったです。
巻末には信長の詳細な年表、登場人物の索引があり資料としても使えます。電子書籍(kindle)版で読みましたが、文中を検索でき便利でした。


niwanoagataさん
信長を操り、見限った男 光秀: 史上もっともミステリアスな武将の正体

数ある光秀本のなかでもトップクラスに良かった。ただし内容が専門的な箇所も多いので、余り詳しくない方は図説くらいのを読んで基礎知識をつけた上で読むことを薦めます。
内容はほとんどの箇所でとても良い内容で、肖像画、惟任姓、出自についてなど、他本にはない一次資料に則った有力な説を提唱しています。
これを読まずして光秀は語れません。それくらい強く読むことを薦めます。


こめつぶさん
古地図から読み解く 城下町の不思議と謎

様々な城下町の古地図と現代の地図を比較して、江戸時代の痕跡を見つけ、町の成り立ちと特徴を解説する一冊。埋め立てられた堀の跡や、町名に残る江戸時代の名残り、身分ごとに形成される町割りなどの共通点と、地形を活かした縄張りによる城下町ごとの個性が語られている。天下人の城(江戸・名古屋・大坂)に半分のページを使い、あとの半分を現存天守の城とその他の14城にあてている。


niwanoagataさん
本能寺前夜 (SB新書)

本能寺の変非道阻止説?を採る。全体的にいい本とは言えないが、しっかりした論を立てているところも見受けられる。本の構成のせいで多少読みにくい。初心者には非推奨。

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今日のレビュー

燃えよ剣(上) (新潮文庫)

司馬遼太郎の代表作であり、幕末の騒乱期、新撰組を描いた歴史小説です。
筆者は、元新聞記者であり、徹底的に調べてから書くスタイルなので、時代考証も信頼出来ると思います。
子供の頃から活字嫌いで、本を読むことが苦手であった私でさえも夢中にさせられました。
京都の通り名と地名、関西から北海道の由縁のある名所からお城まで、聞いたことのある場所、知っている場所も沢山出てきたので、どういう軌跡を辿っていったか容易に想像すること出来ます。
機会をみて巡りたいと思います。

対になる作品、「竜馬が行く」も同時期に書き上げたらしく、次に読もうと思います。

デュラけんさん)

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