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学び時に之を習う亦説ばしからずや
論語の冒頭の教えが、心に響く、そんな風に思わせてくれる時代小説です。
豊臣秀吉の九州併合から、文禄・慶長の役、を経て、薩摩藩による琉球併合までのあいだを描かれております。
豊臣秀吉に破れ、朝鮮出兵に駆り立てられる島津の武将。
朝鮮の被差別民でありながら儒教を学び、世の理不尽さを受け止めながらも生き抜こうとする者。
自国を愛し、礼をもってつくそうとする琉球の官人。
それぞれの立場で懸命に生きる意味を探ろうとしております。
本屋が選ぶ時代小説大賞の存在を知り、受賞した「熱源」から、著者川越宗一先生の小説を調べ、拝読したところ、期待通りの面白さでした。
沖縄のお城廻りに行きたくなると同時に、朝鮮半島のお城にもいってみたくなりました。
アイヌを描いた「熱源」は、直木賞もとったようです、機会があれば読んでみたいです。
「残念」にも色々ありまして、ダメダメとか情けないとか言う意味の残念。無念、気の毒にと言う意味の残念。
この本に出てくる武将の残念度も色々です。「そんなん知ってるよ」というエピソードから、「へぇそうなんだ」というエピソードまで取り揃えてくれています。私は、木村重成が気になりました。武将トリビア通になれる(かもしれない)本です。
この本をここで紹介するのは「どうなんだろう?」とも思いましたが、日本城郭協会選定の100名城だし、興味を持つ団員もいると思い紹介します。
本の内容は、欧州城郭の様式、築城の歴史、見所、エピソード、周辺の景観、交通アクセスまで徹底編集されています。
また巻末に登城記録ノートがあり、10城以上登城して所定の手続きをすれば、登城数に応じて日本城郭協会から認定書を頂けます。
こ、これは・・・正続日本100名城に続いて・・・いやいや、今は妄想で我慢しよう(笑)。
歴史考証の復元イラストでよく目にする香川元太郎氏の本。
城の発達史から分類や構造、戦略などお城の基本的なことのほぼ全てが、充実したイラストとともに大変わかりやすく記されています。巻末の縄張り図も必見です。
お城好きな方なら自分で知識の確認をするも良し、お城に興味を持った方へ勧めるも良しの、自宅の本棚に是非置いておくべき本です。
日本城郭協会設立者である井上宗和さんの著作。30年前の本ですが今でも十分に通じる読み応えです。
城にまつわる謎や疑問点から、攻防編では城造りのテクニックやその城にまつわる知識に加え、合戦の描写も説明してくれます。
築城編もそうですがこの本に出てくる知識はなかなか深く掘り下げたのが多く、考察も興味深いです。
日本城郭協会設立者である井上宗和さんの著作。30年前の本ですが今でも十分に通じる読み応えです。
城にまつわる謎や疑問点から、築城編では城造りのテクニックやその城にまつわる知識を教えてくれます。
全国45箇所の有名な城を厳選して雑学や歴史などを簡潔に説明してくれます。
城に興味を持った方が旅行前に下調べするにはぴったりな城のチョイス&記述量だと思います。
城の所在地を示す場所が実際の場所からずれていたり、羽柴秀長を長秀と書いているなど誤植も見られましたが、自分が持っているのが初版1刷なので今では訂正されているかもしれません
高校を舞台にした作品らしく学園祭編に入っていきます。城址散策部がどのような展示をするのか楽しく読むことが出来ます。
また八王子城での亜子ちゃんの変化、田辺先生の「本物の城って何?」と言う問いかけへの回答シーンはオススメです。
江戸幕府の第五代将軍「徳川綱吉」を題材にした小説です。
将軍になった経緯、綱吉の治世に対する考え方などが描かれます。綱吉の時代には、勅額火事、富士山噴火、赤穂事件などの災害・事件が多く発生しました。天変地異は将軍の行いが悪いからと信じられていた事もあり、綱吉は最悪の時代の将軍として苦悩を重ねていきます。
読後には、犬公方だけでない綱吉を知り印象が少し変わりました。
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