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山鳩さん
花押・印章図典

歴史上有名人のサイン帳。花押2045点、印章393点が使用した人物名の五十音順に並んでいる。総勢1,112名には天皇、公家、僧、書家・画家などもみられるが武将、大名が大半かな。花押は肉筆なだけに人柄を想像してしまう。個を立てつつ恭順の気持ちも込めてデザインを考えたのかな、筆の勢いとかバランスとか(本人 or 右筆が)何度も練習したのかなと思うと楽しい。バリエーションの豊さ第1位は伊達政宗で花押21種印章9種。細川忠興の印章で「tada uoqui」とアルファベットを使っているのには目を引かれた。雪舟や長谷川等伯らの名前もあってページをめくっていたらあっという間に日が暮れてしまった。
男性ばっかりと思うなかれ、高台院、光明皇后の印章、そして春日局の花押も掲載されている。巻末には没年順の索引があって光明皇后(701~760年没)はその筆頭だ、偉い。


黒まめさん
一日江戸人 (新潮文庫)

今年の「新潮文庫の100冊」のうちの1冊です。うちわ型のしおりに惹かれて購入しましたが、とてもおもしろかったので紹介します。
漫画家らしく、イラストも精緻で江戸の人たちの暮らしやものの考え方がよくわかります。徳川家康が江戸に幕府を開いたことで、日本一の大都会になった江戸。そこに住む人たちは、地方の大名よりもはるかにいい暮らしをしていたようです。下野壬生藩鳥居家(三万石)の記録では、食事は一汁一菜で1ヶ月の内1日を除き菜は全てある一種類の食材だけだったそうです。それが何かはネタバレになるので読んでのお楽しみです。
さらには、将軍よりも自由気ままに暮らしていた江戸人。1日だけなら江戸人になってもいいかな、と思いました。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
峠越え (講談社文庫)

家康の窮地「神君伊賀越え」を題材とした小説です。
物語の前半では、甲州征伐を終えた信長との語らいを通じて「三方ヶ原の戦い」や「長篠の戦い」など過去の出来事が描かれます。後半の伊賀越えでは、巻頭に記された地図で家康一行の足どりを確認しながら読みすすめる事ができました。
伊賀越えにいたる「本能寺の変」の経緯がひと味違う視点となっており、興味深く楽しめました。


黒まめさん
世界でいちばん素敵なお城の教室

まず、表紙のビジュアルに惹かれました。
中身は、Q&A形式で、そんなに目新しい知識ではありません。でも、オールカラーで、写真がとにかく美しいです。写真を見ているだけでも癒されます。
シンプルな答えに詳しい解説付きなのですが、その解説と写真の説明の文字がとても小さいので、ルーペをご用意することをオススメします。


伝もものふ山田(ヤマー)さん
天下 家康伝 上 (文春文庫)

徳川家康の生涯を描いた小説です。
大阪の陣が終わり江戸から駿府に向かう途中、泉頭の地で過去を回想する場面から始まります。一向一揆との戦い、三方ヶ原での敗北、嫡男信康の自刃、伊賀越えの窮地、小牧・長久手での辛酸、多くの出来事が家康の心情とともに描かれます。「家康の考える天下とは何か」が物語の主軸となっており、家康の生き様を感じることができました。
本作品は大河ドラマ「天地人」の原作者でもある火坂雅志氏の遺作になります。


こうのさん
全国 御城印 大図鑑

攻城団が1年以上調査をつづけてきた全国の御城印についてまとめた一冊です。361城、471種と現時点では類書で最多となる御城印を掲載しているだけでなく、御城印帳の紹介などこれから御城印集めをはじめる方への情報も充実しています。
また攻城団に投稿された写真もたくさん使ってもらったので、団員の方は自分の写真が掲載されてないかぜひチェックしてみてください。


コースケさん
戦国入門: 戦いとくらしの基礎知識 (大人の教養図鑑)

黒まめさんのレビューに惹かれて購入。ボヤッとしか知らなかった応仁の乱以降の室町時代のことがよく理解できた気がする。こういうの知ると京の街中歩きが、今までと違う楽しみかたが出来そう。政治経済、軍事、人物とギュッと凝縮されてるので、まさに入門書として良さそう。このあと関心あるトピックについて書かれた本を読むと良さそうです。


コースケさん
日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)

信憑性はともかくとして面白いです。歴史上の出来事を当時の地形から考察する、という視点が斬新。解釈は著者の想いなので、市井の雑談みたいな感じで楽しめます。半蔵門がなぜ重要な門なのかを地形から考察したり。。トリビアっぽいです。


藤式部卿さん
家康<一> 信長との同盟 (幻冬舎時代小説文庫)

地元の新聞に連載されていたので愛読していましたが、この度文庫化されたので、購入し再読しました。第1巻は桶狭間から清州同盟まで描かれています。

桶狭間合戦で今川義元が討ち死にすると、家康は難なく岡崎城に戻って今川家から独立し、信長と同盟した印象を持っていましたが、実はそうでもなく、綱渡り的な展開だったことに少々驚きました。我々は歴史の結末を知っているので、歴史の流れを「当たり前」と思うことが少なからずありますね。


castle.TATOさん
東海の名城を歩く 愛知・三重編

愛知と三重の71箇所の城郭を紹介しています。織田や松平や北畠と言った戦国大名の城塞群に小牧長久手の戦いや関ヶ原の戦いの舞台となった城などをかなり詳しく取り上げてくれます。

ほとんどの城に縄張り図がついてるのも魅力的。有名どころを一通り回った方にとってはかなり満足できるシリーズです。

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今日のレビュー

涅槃 上

戦国の梟雄と謳われた宇喜多直家の生涯を描いた歴史小説です。

官能小説かと思わせるくらいの性的な描写があるにも関わらず、全体的に低俗な印象は無く、人間味溢れる物語でした。

備前、備中のお城がよく登場し、下巻では三国一の美女おふくさんもしっかり登場します。

現在のJR岡山駅界隈の発展の礎を築いた人物であると改めて認識しました。

デュラけんさん)

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