団員が投稿した書籍のレビューを最新順で表示しています。
「戦国の舞台イラスト案内図」とあったので購入しました。著者が実際に登り書いたカラーイラスト地図とともに山城が紹介されています。
全128の山城が1城あたり見開き2頁で紹介されています。標高は示されていますが比高の記載はありません。
本書を参考に選んで攻城するか、イラストと写真で攻城気分を盛り上げるかは読者次第でしょうか。
久しぶりに大きな本屋に行ったら、100名城&続100名城のスタンプ帳付きハンドブックタイプが発売されていて思わず買ってしまいました。内容は過去に発売されたものと同じですが、同じお城に何度も行かれる方へは新たなスタンプ帳としておすすめです。200城分が一冊にまとまっているので、これからスタンプラリーをはじめる方にも良い一冊です。来年は自分のペースで無理せず攻城しようと思います。
銀の滴(しずく)降(ふ)る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに。
19歳の若さで亡くなったアイヌの少女、知里幸恵さんが、絶滅に追い込まれていたアイヌ伝統文化を残そうと魂をこめて神謡を編訳されたものです。
「熱源」を読んでなければ、出会わなかったと思います。スピンオフ作品のつもりで読みました。
動物にも、草木にも、大地にも神がやどるという考え方に心惹かれました。
末尾に、金田一京介先生とアイヌ初の北海道大学教授となった弟の知里真志保先生の解説あります。
比較的マイナーな人物に焦点をあてた短編小説集です。
武田牢人衆の那波無理之介、豊臣五奉行の長束正家、直江信綱襲撃の毛利秀広、鬼玄蕃の佐久間盛政、反秀吉茶人の山上宗二、今まで知らなかった人物についても知るきっかけになりました。
本のタイトルにもなっている「国を蹴った男」は、今川氏真と鞠職人との物語です。氏真の鞠足としての無双っぷりが面白かったです。
突然ですが本能寺の変の原因というと皆さんは何を思い浮かべますか?織田信長が宴会の場で明智光秀を蹴り飛ばしたという話は有名です。そのようなエピソードから光秀の心情的に信長の態度に耐えきれなくなって本能寺の変を起こしたと考えている人は多いかもしれません。もちろんそれもあったかもしれませんが、経済的な面で見てみるとどうでしょう。信長は晩年、家臣の領地を召し上げて国替えをさせてその人が出て行った領地を自分もしくは織田家の身内の者に分け与えていきました。つまり直轄地にしていたのです。それに光秀は反抗した。そうは考えられませんか?新しい視点から見る本能寺の変を書いた本となっているので是非購入してみてください。
そそられる書名なので購入した。
1章 総論、2章 織豊権力の城郭政策、3章 織豊系城郭と地域社会、4章 織豊系城郭における遺構と遺物、5章 織豊系城郭の諸論点、そして6章 個別城郭。 目的は縄張り図もあり67城の紹介がある6章です。全体的に読み応え十分。でもハンディ本じゃないので、持ち歩くのは難しいかも。
時の権力者が、どのような思惑で琵琶湖を利用したかを地政学の観点から解説しています。 引用された史料も多く、読みやすい本です。
私は近江や琵琶湖が好きなので、楽しめました。
家紋と名字について、ルーツや歴史を中心に解説されています。
名字については臣籍降下による「源」姓の増加理由などが勉強になりました。天皇を源とする姓に、各武将があこがれ源氏を称する理由が分かる気がします。
他にも、日本の名字ランキング216、レア名字などの豆知識解説、ジャンルやモチーフ別の家紋図鑑など充実した内容で楽しめました。
姓と名、名字と苗字の起こり。姓から名字の系譜からはじまり、どういう家紋になっていったのかを由来と系統を含めてコンパクトに説明してくれています。聞き齧っていた知識が「こういうことか」とわかった気になりました。
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