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黒まめさん
わくわく城めぐり ビギナーも楽しめる〈城旅〉34

城郭検定の参考書として手に取りました。でも、それだけではもったいない内容です。各お城の見所をしっかり網羅し、さらに周辺の見所、写真、地図もあり、お城ガイドブックとしてもお役立ちです。何より、萩原氏独特の語り口や表現が、とても分かりやすく、築城の背景や、なぜこのような造りなのかが面白いほど理解できます。語り口が軽妙すぎて、お城上級者には軽く感じるかもしれませんが、押さえるべきポイントもしっかり押さえてくれています。ビギナーから上級者まで、お城を楽しみたい方にオススメです。


まーちゃんさん
石垣の名城 完全ガイド (The New Fifties)

千田先生の書かれた著書はこれで3冊目で、今回は石垣にスポットを当てた内容でしたので、石垣に付いて勉強したくて手に取りました。最初に金沢城の石垣の作られた時期と石垣の違いについて解説されており、石垣も時代と共に変化していることが解りました。そして、江戸城をはじめとする石垣の名城7選が紹介されていて、各城の石垣について詳しく解説されています。後半は石垣の基礎知識として、石垣の歴史、石垣が出来る工程説明、石垣の積み方の説明が初心者の方も図入りで解りやすく書かれていますので、初心者の方、石垣の知識を整理したい人にお勧めの1冊だと思います。


まーちゃんさん
江戸始図でわかった「江戸城」の真実 (宝島社新書)

千田先生の著書「城郭考古学の冒険」の中に今回の著書名にもある「江戸始図」をもっと知りたく手に取りました。これまで徳川家康の慶長期江戸城を描いた絵図として「慶長江戸絵図」があったが、残念ながら江戸城の詳細を読み取る事が出来なそうですが、「江戸始図」の発見で慶長期の初期の江戸城の建物や石垣をより正確に捉えることが出来るようになったとのことで、千田先生の興奮が伝わってきました。また、同時期に築かれた姫路城、名古屋城、徳川大坂城、そして駿府城が石垣を取り入れた城造りであったのとは対照的に、家康が居城としていた当時の岡崎城、浜松城は土づくりを主体とした城であり、現在の岡崎城、浜松城とは違うとの事です。なお、東京都内各所に江戸城の石垣が残っていることを知り、特に南北線市ヶ谷駅構内に当時の石垣が復元、展示されていることなどから、東京都内石垣巡りをしてみたいと思います。一方、後半は江戸の歴史と徳川家康の生涯と城に関して書かれており、地元東京の歴史を知ることの出来る一冊でした。


たなとすさん
熊本城天守閣常設展示図録 (復興熊本城別冊 天守閣完全復旧記念)

熊本城内で買いたかったですが、熊本市内の本屋さんで買いました。
内容はおそらく、天守内部の常時展示されているものでしょう(天守に入れなかったので、こんな表現ですみません)。しかし、内容は何時間でも眺めてられる内容です。模型、写真、古写真、イラスト、熊本城の誕生から現在まで網羅されていて、熊本城を知る良い1冊だと思います。


鰤王(仮)さん
刀剣・兜で知る戦国武将40話 (青春文庫)

有名なものから初耳のものまで、武具以外にも茶器・鐙にいたる幅広いラインナップがあり、満足の一冊でした。
写真・イラストが少ない半面、形状等よりも武具装備品に因んだエピソードの内容が厚く、当時の武将の想いがよく理解できました。
歌仙兼定のエピソードは凄まじすぎてハマりました。


まーちゃんさん
戦国の城の一生: つくる・壊す・蘇る (歴史文化ライブラリー)

本書は戦国時代の築城から廃城まで、そして古城となってからその後について文献史学を中心に書かれています。筆者が東京生まれということなのか掲載されている城の史料が関東地方のものが多く、東京在住の私としては、訪問したことのある城名が多数出てくるので、過去の訪問記録、写真を見ながら読み進めました。城の維持管理として城内清掃について触れていますが、きれいにするばかりではなく城掟にて城内設備のメンテナンスも定められている事を知り、現在の5Sの一つ「清掃」に匹敵する考え方が戦国時代からあった事に驚かせられました。一方、古城については今まで耳にしたことのない城名もあり、城跡の数の多さに改めて驚かされました。また、古城のその後ですが再利用される場合も多く、再興される他に、陣所、村の城として利用されているケースの他、古城の城破りは形式的なものが多く再度城破りを行ったケースなども紹介されていました。城郭研究の楽しさや難しさを垣間見られる一冊かと思います。


山鳩さん
黄金の日日

 安土桃山時代の貿易商人、呂宋助左衛門(るそん すけざえもん)の物語。自治都市堺の盛衰記でもあり、信長の隆盛から豊臣大坂城の落城までの動向が商人たちの目線で語られているところがハラハラドキドキ面白い。安土城、鳥取城、大垣城、伏見城など自分が攻城した城がつぎつぎ出てくるのでそれだけでも読むスピードが早まる。
 個人的には戦場で開かれる茶会の様子を興味深く読んだ。更に秀吉と千利休の関係性(エピソード)の描写が巧みで、利休が死に至る道すじが示されていて納得。ルソンで客死する高山右近の信仰の深さも絶妙にストーリーに絡み印象に残った。
 大河ドラマの原作であり、放映時の記憶として鮮烈なのは善住坊の鋸引きのシーン。四十数年ぶりの再放送(4月からBSにて)ではあそこもここも興味津々、ドラマでどう描かれているかを注視している。


まーちゃんさん
城郭考古学の冒険 (幻冬舎新書)

テレビで良く見る千田先生の著書を読んでみたくなり手に取った1冊がこの「城郭考古学の冒険」です。まず城の歴史やその変遷について簡単に解説した後、城の鑑賞術として櫓、門、石垣、堀から歴史を読み取る方法が書かれており、今後の城跡巡りの参考になりました。そして織田信長、明智光秀、松永久秀、豊臣秀吉、徳川家康の築いた城の変化に付いて解説されており、特に松永久秀の信貴山城、多聞城については興味深く読ませて頂き、かつ久秀に対するイメージも変わりました。次に、世界の城と日本の城の比較として、外枡形、馬出し、及び畝状空堀群など共通している部分があることを知りました。また、お城のバリアフリー化についての提言も興味深かったです。最後に千田先生のお膝元の奈良県の中世城郭、近世城郭の対応についての提言が書かれていました。大学の先生が書かれた著書として一般の方は読みにくいのではと心配していましたが、読んでみると理解しやすい書き方、千田先生の人柄が表れた内容となっており、お勧めの一冊です。


デュラけんさん
豊臣家の人々 (中公文庫)

貧農の出であるがゆえ、征夷大将軍ではく公家の最高権威 関白になる道を選んだ豊臣秀吉と運命を翻弄される一族を描いた歴史小説です。
北の政所寧々に対する淀殿茶々と秀頼、追い込まれる秀長、政治の道具として扱われる妹と母など、短編でありながら物語は繋がっており、登場人物の性格 特徴 生き様を見事に描いた司馬遼太郎ワールドにひきこまれます。
関連するお城もたくさん出てきます。


黒まめさん
石垣の名城 完全ガイド (The New Fifties)

「石垣って深いなぁ」としみじみ思う書です。この本を読むと、石垣の名城、石垣の積み方、石垣の基礎知識など、石垣についてとても詳しく知ることができます。「築城には、石材の調達から」と考えた藤堂高虎の逸話もとても面白いです。この本を手にすると、きっと石垣を見に出かけたくなってきます。

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今日のレビュー

カラー版 地形と地理でわかる日本史の謎 (宝島社新書)

50項目にも登る歴史の転換点を地図と地形図で解明する書です。地図、地形図は全てカラー、それだけで、目が惹かれてしまいます。中身を見ると、戦国時代の紀伊の独立性とか、赤穂浪士の討ち入りは仕組まれたものであるとかなども、地理で読み解いていくのが面白く、今まで気づかなかった視点に気付かされ、ナルホド…と納得してしまいます。みなさんはどの項目に唸ってしまうでしょうか?

黒まめさん)

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