住宅地にぽっかりと現れる高台。いにしえから陵が立つ場所だけあって神秘的な感じがします。
独立丘なので水の手は確保できなそう。

天竜水窪の高根城と同じく、中世山城を再現した非常に雰囲気のあるお城です。
ここを見に行けば山城への理解が深まり、他の城跡に行った際も往時の姿を想像しやすくなるかも。

2月22日に行われた調査説明会に参加しました。担当者の方が非常に熱心に、かつ分かりやすく説明をしてくださいました。天正期(豊臣)の野面積石垣と慶長期(家康大御所)の打込接の石垣とが発掘により並び見ることができたのは貴重な体験でした。

八幡公園駐車場に車を停めて攻城。公園をしばらく登って、右手(東側)の八幡山縦走コースを進んでいくと登山道に合流します。
大手道へは八幡公園を西へ。竹林沿いの道です。登っていくと家臣団屋敷の石垣や秀次公屋敷跡があり迫力満点です。…が整備も途中で投げ出されておりちょっと物悲しい雰囲気です。

表参道林道が冬季閉鎖中のため、裏参道駐車場に停めて攻城。参道途中で登り脇道に逸れ、北尾根の曲輪群→佐々木城跡→ねずみ岩→観音正寺→表参道下り→表参道駐車場→大手道から大石垣、西尾根の曲輪群、本丸→観音正寺に戻り駐車場へ。
2時間半程度の散策でした。

大手道から本丸まで標識も丁寧でわかりやすく登れます。本丸までいくと引き返す形となり、城東側の三ノ丸や堀九太郎邸には行けませんでした。

三宮駅から徒歩で15〜20分くらいかけて花隈公園に到着。当時海岸線だったという国鉄の高架は道路を挟んで向かい側で、城域はそこから急な登り斜面になっています。辺りを散策すると六甲山系の地殻変動と侵食によってできた段丘を上手く利用した縄張りであったことが伺えます。

道の駅に車を停めていけます。食堂のハヤシライスは地元のトマトの酸味が効いて美味しい！

城域南側、白鳥神社前の田んぼに駐車スペースありここに停めて登城。コンパクトなお城に仕掛けたっぷりで見所満載。

駅から歩いて行くとかなりの登り坂です。河岸段丘が作り出した要害を感じながら歩きましょう。