城山を中心に二重の堀に囲まれた縄張りです。資料館の方から聞いた、当時の武士が素焼きの茶碗を使い捨てで使用していた話がとても印象的でした。城山の巨岩と内堀は、日本庭園のような優雅な眺めでした。

結晶片石で造られた石垣は、特定の面に沿って加工がしやすいためか、板状になり、それらが平行に積まれて、独特の雰囲気を醸し出していました。また、表御殿庭園でも、違った形での片石による造形美が楽しめました。

本丸を中心に北側、東側の曲輪群を見てまわりました。曲輪の下側を見ると、それぞれ石垣の遺構がありました。瀬戸内海の眺めも綺麗でした。

見性寺内に土塁や堀の遺構がある以外は、調査整備中でした。三好氏が支配していた頃は、現状からは想像できないくらい町が繁栄していたとのことでした。

現存する三重三階櫓、海と繋がった堀、廊下橋など見どころが満載でした。東門付近に無料駐車場ありますが、朝7時からだったので、早朝開門している西門近くの有料駐車場を利用しました。

公園になっていますが、各曲輪の位置関係がしっかりわかり、土塁も残されている城址です。腰曲輪にたくさんの紫陽花が咲き、綺麗でした。

城址近くにある歴史民俗資料館は工芸イベント開催中で賑わっていました。

近鉄線で分断されているものの、丘陵部を削平した郭に土塁が残り、城址の雰囲気が十分味わえます。

踏切向こうから線路越しに城址を眺めると、現代と中世の調和を感じられます。紫陽花が綺麗に咲いてました。

戦国期までは豪族の居館でしたが、その後江戸時代初期に寺社が建立され、そのままの美しい堀が残されています。