草スキー場から登山。「いものがんぎ」と、阿蘇の米塚のような主郭台（と思われる高み）の風景が独特で面白い

耳納連山最高峰・鷹取山頂にありますが、耳納スカイラインが城址直下を走り、山道の運転に自信がある方ならばアクセスは容易。城址直下の道幅が広く、そこに２・３台駐車できます。車を降りてすぐ、目の前には畝状竪堀群が・・・

登城口から主郭までは歩いて2～3分ですが、明確な道はなく、訪問者は少なそう。それが幸いしてか（？）遺構の状態は良好です。主郭とそれに連なる階段状の曲輪、はっきりとした深い堀切2条、枯れ木枯れ枝に覆われた状態ながら確認できる畝状竪堀・・・期待以上の城址でした

専用駐車場が城址直下にあり攻城しやすい。きれいに整備・復元されていて、単郭を二重土塁・空堀が取り囲む姿を確認できます

低いがしっかりした石垣が残る。「最後に築かれた城」と聞くと感慨深いが、遠くから見るともうすっかり鎮守の森

模擬天守も良いが、様々な石垣も楽しめます。黒田・細川の継ぎ目、穴太積み、唐原山城の石を使ったもの・・・どれもが興味深かった

城址東麓の舗装された林道沿いの登城口を利用。ここからだと主郭まで高低差も距離もあまりなく、おすすめです。主郭下・北曲輪からの眺望が良い！

柳城中学校（本丸跡）と柳川高校（二の丸跡）間の道沿いに天守があったと思われる小丘や石垣が残る

城内に広がる緑の苔が、降り続く小雨とマッチしていい感じでした。旧本丸に乱立する飫肥杉は圧巻！