走る歴女です。
ぐこさんは1件のレビューを投稿しています。
荒木村重の有岡城の戦いを舞台に、籠城戦の間に起こる不可解な事件を土牢中の黒田官兵衛に解き明かしてもらう、といったミステリー要素と歴史が合体した作品です。 籠城戦の緊迫感や生活も丁寧に描かれていて、史実も知っているからこそ焦燥感を感じながら読み進んでしまいます。 ラストは史実に着地するのですが、一年の土牢生活が今後活躍する異形の軍師官兵衛を作り、彼によって村重は後世にまで名を落とす行動に出るようはめられたのかな、と本当に思えるほどでした。 そして、城は武力でだけでなく将が人心掌握できなくなった時に落ちるものかもしれない、と思いました。
書籍を検索してレビューしましょう。
攻城団のアカウントをフォローすれば、SNS経由で最新記事の情報を受け取ることができます。(フォローするのに攻城団の登録は不要です)
いまでも定期的に読み返す一冊。たまたま見かけたこの本のおかげで攻城団にマンガという武器が加わったと思うと感慨深いです。攻城団で発表した作品を収録した続刊も出版したいと思ってます。
( こうの)
書籍ページを表示する
すべてのレビューを表示する
攻城団のご利用ありがとうございます。不具合報告だけでなく、サイトへのご意見や記事のご感想など、いつでも何度でもお寄せください。 フィードバック
いまお時間ありますか? ぜひお題に答えてください! 読者投稿欄に投稿する